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旅行の記事を書きたかったのですが学生ビザ更新の話をします。

皆様こんにちは、イム子です。
さて、タイトル通り、旅行の記事を書きたかったのですが、しばらくそれは出来なさそうです。

と言うのも。

日本に帰ってきました。チーーーーーーーーン

と言うことで、帰ってくることになった経緯をお話しできればと思います。
(半年から1年後、スペインにはワーキングホリデービザで戻ろうと思っています。その記事はまた別で書いていけたらと思います。)

私は2019年の4月から約1年間語学学校に通っていました。
勿論、それに伴い私が申請していたビザの種類は「学生ビザ」でした。
2019年の年末頃から、もう少しスペインで勉強したいと考えるようになり、ビジネススクールへの進学を決断、2020年2月よりスペインで学生ビザの延長手続きを始めました。

ここで、コロナウィルスの登場です。

2020年3月に、両親からの強い要望を受け、日本への一時帰国を決めました。
結果としてこの決断が良かったかどうかはわかりません。
少なくともスペインでは3月中旬から6月まで、厳しい外出制限が課されたので、それを経験することはありませんでした。

その後、日本で約4ヶ月過ごしていたのですが、7月末に、ビザの延長申請で不足書類があると言う手紙が届いたのです(スペインの家に)。
こうしちゃいられない!と言うことで、その約2週間後にスペインへと旅立ち、2020年8月にスペインへ舞い戻りました。

遅ればせながらではありましたが、不足していた書類を追加で提出し、10月末には
FAVORABLE(申請許可)が降りました。

さてここからが問題。
申請許可は降りたのですが、降りたのちに届くはずの手紙が届かない。(この手紙が届かないと正式な更新手続きは出来ない)
そんなことある?と言う感じなのですが、その手紙が届かないまま2ヶ月、3ヶ月と過ぎてしまいました。

痺れを切らし、Extranjería(外国人向けの警察署)に足を運んだら、
「あなたのビザは更新されてるから次の4月まで何も出来ませんよ」
と言われたのです。

なにが?

状態の私、パニックで涙が。更新されてるから4月まで何もでいないってどう言うこと?はてなはてな?の大パニック。言ってる意味が理解できないから、知り合いに電話して通訳してもらいたい、と言うと警察署での電話は禁止!と怒鳴られ、余計に泣いたら、ここで泣くな。泣くなら家に帰ってから泣け。とか言われる。

だって意味わかんないじゃん!!

結局、別の日に友人に付いて来てもらい、別の警察署へ。そこの窓口で対応してくれた人は非常に優しかった…。
結局、国の方針で、ビザの更新をしていた人のビザは自動的に1年後まで期限を延ばしてあげるよー、となっていたらしい。なるほど…。

で、問題はそこからでした。

私は当初、2020年4月〜2021年2月までのコースに通う予定だったのですが、コロナの影響で、2020年11月〜2021年8月まで、にコースの期間が変更になっていました。
そして4月以降に警察署の予約を取りたくても予約が一切取れない。驚くほど取れないのです。

そうこうしているうちに、4月が過ぎ6月が過ぎ、どんどん時間が過ぎていきました。7月に入った時点で私は完全に違法滞在者となってしまったわけです。
しかもその間に学校も卒業しちゃったし。

学生ビザを更新しなければ、インターンシップも出来ないし就職活動も何も出来ない。時間だけが過ぎて行き、学校に質問しても「あなたは学生なので大丈夫です」「助けてあげられることはないので弁護士に聞いてください」みたいな返事しかない。

おいおいマジかよ。と言う感じではあったのですが。そこから色々な人の助けがあり、弁護士を紹介してもらいました。紹介してくれた友人には感謝しても仕切れません。そしてそのおかげで、解決策が分かり、少しずつ進んでいったのですが。


だがしかし。この弁護士も一筋縄ではいかない。


連絡をしてもメッセージは帰ってこない。オフィスの予約を取りたいと言っても無視、みたいな感じで、めちゃくちゃコミュニケーションを取るのが難しい…。

仕事は出来る(解決策を知っていると言う意味で)人だったので、結局その人にお願いしていたものの、彼女が最終的に警察署に更新手続きの書類を提出してくれたのは2021年12月末でした。

弁護士の彼女が言うには、更新手続きは2〜3ヶ月とのことで、そこから待つものの、3ヶ月たっても音沙汰なし。
定期的に弁護士と連絡をとっても、待つ以外できません、と言われる次第。


ここで、私には1つ不安な要素がありました。

提出していた書類の学生期間が足りないのではないかと言うことです。
と言うのも、前述の通り、私のコースは2021年8月に終了しています。
そこから追加料金を支払ったことで、学校の期間を2022年4月末までに延長してもらっていました。

が、私の不安は見事的中。

4月末に警察署から連絡がきて、書類の再提出を要求されました。
勿論要求された書類は、学校の期間不足を更に補う追加書類でした。

学校側に問い合わせると、もう学生ではないから追加書類が必要、とのことでした。

もう1つのオプションとして、他の学校に登録してそれを提出する、と言うものでしたが、既にマスターを勉強した私にとって、それはなんの意味もないものでした。
ただ更にお金がかかるだけ。

元々1年間の留学のつもりが3年も滞在していたので、私が日本で作った貯金ももう底を尽きてしまい、これ以上スペインへ留まることは不可能でした。

なので、日本へ帰ることを決断しました。
不幸中の幸いとでも言うべきか、私が30歳未満だったということで、ワーキングホリデービザでまたスペインに帰ってくることは不可能ではなかったので、2023年には必ずスペインに戻ると固く決意をした次第です。

長くなりましたが、私の学生ビザ更新劇はここで幕引きとなります。

正直、このビザの更新のための8ヶ月ほどの期間、仕事もできなければ日本へ帰ることは勿論、スペインから出ることすら叶いませんでした。
精神的にも限界が近づく中だったので、人生を変える、いいタイミングだったのかも知れません。

今はスペインへ帰ることを目標に、お金を稼いで貯金を作って、次はスペインで仕事をするんだ!と心に強く誓って、今回の記事はここで結ばせて頂きます。

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イム子でした!

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