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「か」KANYE WEST(とMichael Jackson)と睦言について散文
「あ」から「お」まで毎日書かせていただき、見直してみたところ見事に00年代ロック畑出身者だということが自分でもよく分かりましたので、今回はブラックミュージックについて。オアシスの記事は昔バンド組んでいたクレイジーボーイにも届き、称賛を得ました。彼についてもいつか。
RR2RB(Ronck'nRoll to R&B)
皆さんブラックミュージックはお好きだろうか?
好きだろうが嫌いだろうが今の現代ポップスにおいてどんな音楽を聞いても「黒さ」というものは入り込んでいる。(リズム、音階的にも。そして、カルチャーとしても。)
ブラックミュージックとの接近は今でも覚えている。中2のロック小僧の私が洋楽を聞き始めてから、父からの暑い、厚い、熱い薫陶を受けたのが始まりだった。
その頃にオススメされたバンドやアーティスト(Debarge,Atrantic starr,Cameo,Gap band,Kool & the gang,Ray parker jr. & the raydio等)はたくさんあるが、その頃私がすでに認知していたアーティストはMichael Jacksonだけだった。
みなさんが思うMichael Jacksonとはちょっとイメージが違うかもしれない。皮膚病であったとか、整形だったとか有る事無い事を言われる前の、父が言うに「黒い」頃のマイケルが最高だったと。
この「黒い」を英語に再訳するとすれば一言「COOL」に集約されるだろう。今では色んな言葉が狩られているが故、ディスクレビューなどでは見ることはできないが、これこそ芯を食っている言葉だと今でも思っている。
「黒い」マイケルのソロ作品はクインシー・ジョーンズと組んだアルバムの2つである、「Off the wall」(1979年発表)と
「Thriller」(1982年発表)だ。
「Thrillerなんか知ってるよ」という人の方が多いだろう。しかし、このアルバム、聴けば聴くほどに良さが増してくる。Michael Jacksonについてはまた今度語るとして、このアルバムで私が一番好きになった曲が「P.Y.T」という曲だ。
きらびやかなイントロから、渋いベースラインとともに始まるマイケルのボーカル。ポップソングとしても完璧であり、曲についての引き算も足し算も、割り算もかけ算もこの曲には通用しない。一つの頂点であり今でも聴かれる名曲の一つである。
この曲が期せずして私とHIP-HOPを繋げてくれた。
RB2HH(R&B to Hip-hop)
時は進んで2010年も少し経ったころ、色んな音楽に触れ合うことはしてきたが未だにHIP-HOPとは未接近であった。
そんな中YOUTUBEでMichael Jacksonについて検索してみると、ある動画が上がってきた。
ぐぐぐっと引き込まれた。なんだこれはと、ばかりに。
グラミー賞受賞であるとかそこそこに知っていたが、発表2007年から少し経ってから聴いているあたりロックばかり聴いてきて食わず嫌いしてきた私を象徴していると思う。
オートチューンの活用や、ジャケが村上隆さんが作成しているなど話題になった一枚です。
この曲のサンプリングは、言わずもがな先ほど紹介したP.Y.Tである。
サンプリングの意味も知っていなかった私は戸惑った。なんか聴いたことあんぞ?位の感覚だったのだ。今聴いても聴きやすく、いい曲だ。
カニエ・ウェストの活動としては、プロデューサーからの成功とファッションへの影響、ゴスペルへの回帰など枚挙暇がないですし、自分自身がうまく説明できないのでこの人のYou Tubeチャンネルをおすすめしておきます。
12分頃からどうぞ。当アルバムが登場します。最初から見ても学びになるのでおすすめです。
結局、ロックに戻るのですが、世界的に売れるアーティストとしては今やロックスターはいらないのかもしれません。今や世界の才あるアーティストを引きつける磁力が強いのは殊米国においてはHIP-HOPなのです。それも含めて日本のロックシーンを見るとまた面白いので、また紹介します。
そして、今の日本の音楽シーンの幅の広さを出してくれているきっかけなのかもしれません。
切り売りパート 大学生序盤編
2010年代序盤、遅遅(おそおそ)でカニエについて見聞を広めている中、ロックシーンはフェスだの何だのに騒いでおり、音楽シーンの潮流が変わっていることを認識していたが私はそんなことより大学のキャンプサークルに夢中であった。
こんな感じでした。ハマりにハマっていたときは、顎からもみあげまでヒゲを繋げたりして見た目と手はほぼ熊🐻そんな人間であった。
そんな、サークルにハマり始める直前くらいに彼女ができた。この記事をお読みの貴方。また、そんな話かい、とお思いでしょう。
このときのばかりはちょっと違ったのだ。
相手側から好かれる形で初めて女性と付き合うことになったのだ。
序盤は幸せいっぱい胸いっぱいの付き合いであった。まあ、一月もたたないうちに事態は変わっていく。
このキャンプサークルというものが中々にストイックなものであった。シーズンに入ると平気で一週間くらい地方の山の中の山荘にいるわけだ。その中で、「また、おやすみね。ダーリン。」などとラインで言われてみるがいい。彼女はラムちゃんではないのだ。
疲れに疲れてやっと寝るかと、日をまたぐ頃に彼女からの暑い、厚い、熱い睦言を目の当たりにするわけである。興が削がれるんだ。
いや、本当に悪い癖なんだが、人に好かれたいくせに無償で人に愛されるとどうでもよくなってしまうんだ。天の邪鬼というほかないのだが、男女の愛の供給バランスが上手くいった試しなどもうすぐ30年近くなろうとする中で諸々合わせて1年位だろう。
結局のところ人を好きになることが好きなのであって、好かれることは望んでいないのでは無いだろうか。五里霧中、暗中模索。これに答えが出ることはあるのだろうか。
そんなこと言いながら、愛を求めて。日々を生きるのである。
最後に、「お」のときに最後まで書こうかと悩んでいた岡村孝子から「夢をあきらめないで」
二番の歌詞が良いのだ。
苦しいことにつまずく時も きっと上手に越えて行ける
心配なんてずっとしないで 似てる誰かを愛せるから
切なく残る痛みは 繰り返すたびに薄れていく
あなたの夢をあきらめないで 熱く生きる瞳が好きだわ
あなたが選ぶ全てのものを 遠くにいて信じている
あなたの夢をあきらめないで
遠くにいて信じている
あのころ跳ね除けてきた曲が気がつけばそばにいて、寄り添ってくれる。夢をあきらめない遠くの先には何が見えるのか。とりあえずでも出来ることは歩みを止めないことだろう。
では、また。
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