ドキュメント72時間 別府“貸間”の人生物語
初めてその存在を知ったのだが、別府の温泉がある地域には“貸間”と呼ばれている宿が存在する。
ホテルではなく、家の一部屋を貸すような形式で、多くの場合食事はついていない。
六畳一間で値段は高くなく、プライバシーや騒音を気にしなければ、気軽に泊まれる宿だった。
さすが、温泉の街にあるので、地獄釜と言われる蒸すための調理施設もあり、簡単に蒸し料理が出来る。
そこに色々な背景を持った人たちが泊まりにくる。
99歳の人は3年間も長逗留しているという。
病気の湯治に来ているご夫婦も印象に残った。
毎年来られる方も多く居心地が良いようだ。
年々、宿の数が減ってきているというのが残念。
一度は泊まってみたい昭和な空間だった。
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