X-E4の性能
シンプルなデザインに目が行きがちだが実は撮影に必要な部分はしっかりと正常進化している。
先代比較で主な進化点をまとめてみた。
①背面液晶が高精細化
X-E3(104万ドット)からX-E4(162万ドット)へと進化。
数値ではピンと来ないがメニューや撮影後の写真を見てみると明らかに高精細に写るのが分かる。
特に写真拡大時に威力を発揮。
②フィルムシミュレーション
みんな大好き『クラシックネガ』が実装された。
オールドレンズとの組み合わせで脳汁放出確定。
フィルムシミュレーション設定時、記号表記で非常に分かりづらかった所をフィルムのパッケージと名前の表示に変更した事で非常に分かりやすくなった。
更に技術者監修による各フィルムの詳しい解説も表示する事が出来る。
私が富士に乗り換えたキッカケの一つはこれだった。
フィルムを80年間研究し続けた達人達が仕上げて来た究極の色を堪能しよう。
③チルト背面液晶化
昨今の時代のニーズに合わせて背面液晶がチルト化された。
格納時は完全フラット化になりチルト液晶とは思えない仕上がり。
非常に薄く作られているが剛性も両立していて適度なトルク感。
技術者の執念を感じる。
④第4世代プロセッサー搭載
低輝度性が-7.0EVというほぼ暗闇でもAFが効くようになった。
これは他社の旗艦に迫る性能。
更に追従AFが劇的に改善され滑らかな動きを実現。
オリンピック競技や戦闘機や鳥の様な超高速動体を撮らない限り日常で困る事はないレベル。
過去には『AFに弱い富士フイルム』と言われていたが完全に過去の話し。
最近第5世代のプロセッサが発表され旗艦X-H2sに実装されたので実際に確認した所、AF性能は更なる高みへと進化していた。
SONY機、Canon機との距離を一気に縮めた。
⑤画素数の向上
2430万画素→2610万画素へ増えた。
全体的なバランスを考えるとこの辺りがベストと感じる。
背面液晶の高画素と相まって高精細化された。
以上が主な進化点だが、改めて見ると富士フイルムのカメラはエントリー機からフラッグシップ機まで機能の差別化をしない。
これはフイルムカメラが過去にそうだったように
『写りの良さはレンズとフィルムで決まる』
との哲学から来ている。
デジタル時代でもその考え方は不変。
全くブレていない。
あなたにピッタリなカメラを選ぶ楽しさを富士フイルムで。
ありがとうございました。
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