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フィルムシミュレーション『PROVIA』

私が主力として使っているPROVIA🎞

『富士フイルムのスタンダード』

初めてPROVIAを知った時は

『これは普通の色か。』

と単純に思っていたが、使い込むうちに富士スタンダードの真の意味を知る事となる。

アイスで例えるなら

『バニラは普通だからとチョコやバナナや変わり味を選んで散々食った挙げ句、一周回ってバニラ味が1番美味い!』

という理論と同じと考えている。

『富士フイルム機を使うならフィルムシミュレーションを楽しもう!』

と色んなフィルムを選んで撮り比べをして楽しむのは私だけではないはず。

様々なフィルムで遊んで最後に行き着くメインが『PROVIA』という訳だ。

不思議と最後にPROVIAの色を改めて見てみるとスタンダードカラーのハズが何故か他社のスタンダードカラーと明らかに違う事に気付く。

『あれ?PROVIAだよね?』

よくよく調べてみるとフィルムシミュレーションのPROVIAは目で見た色をベースに富士独自の非常に細かなチューニングが施してある事を知る。

『富士の色』

と称される所以はここにある。

過去に自動車の開発のインタビュー番組を見た時に印象深い話しがあった。

『車の性能やキャラクターを尖らす事はとても簡単なんです。』

『逆に最も難しいのはオールマイティに使える普通の車を開発する事なんですよ。』

この考え方に大きな衝撃を受けた記憶がある。

そもそも『普通』って何を基準にしてるの?

という話しになるし、人の数だけ感性が違うので振り子の真ん中をゼロ(スタンダード)にする事は我々消費者側の人間には理解不能な未知の世界に思える。

そう言った角度でPROVIAの色を見ると『スタンダード』の凄さの片鱗に触れられた気がする。

あなたにとってあらゆる事の基準(普通)とは何ですか?

ありがとうございました。

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