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アナウンススクール体験記NO.1

こんにちは。
インパクトラボの上田です。

今回は、私が最近チャレンジしているアナウンススクールでの学びをお伝えしたいと思います。

私は、仕事柄、人前で話すことが多く、話すこと自体はそこまで苦手意識はなかったのですが、以前から「早口」であることや「滑舌が悪い」ことを時々指摘されることがあり、ずっと気になっていました。

そこで、少し心のゆとりができたタイミングで一発奮起して、話し方を基礎から学ぶことでより質の高いトークができるようになることを目標にしてトレーニングをしています。

ここでは、学んだことの一部を復習も兼ねて記録しておきたいと思います。

1.腹式呼吸の大切さ

私は、これまで音楽などにあまり関わることがない人生だったため、発声練習をしたことがない状態でした。自分が腹式呼吸をしているのか、それとも胸式呼吸をしているのかすらわかっていないレベルでした。

胸式呼吸は、浅くて早い呼吸で肋骨や肩が動く。
腹式呼吸は、深くてゆっくりで内臓が動く。

ちなみに、腹式呼吸で話すことができると喉を痛めることが少なく、声を張り上げずに、よく響いた聞き取りやすい話し方ができるようになるそうです。まだ、私はその実感が湧いていないですが、確かにしっかり腹式呼吸の練習をされているようなアナウンサーの方が話している様子と何も練習をしたことがない方をよくよく観察して、何となく腹式呼吸で話されているかどうかとわかる程度にはなってきました。

2.母音の発音の特徴

母音の発音は、「アイウエオ」の五つです。
しっかりと全ての音が作られていないと滑舌に大きな影響があると言えます。発音の練習をするにあたっては、「唇の形」「舌の位置」「口の開け方」の三点が大切になってきます。
私は、話をするときにどうしても早く話すがゆえに、正確に口が開いていない、さらには舌の位置が適切に配置できていないことが聞いている相手が聞こえにく状況を作ってしまっていると講師の方から指摘をしていただいてわかってきました。
これまで発音と言えば、英語の試験で発音やアクセントが難しいと思っていた記憶くらいしかなかったのですが….
日本語を話すだけでも想像以上に難しいなと実感しました。

ここでいくつか母音の発音を紹介します。


口を大きく、丸くあけて舌を自然な状態で発音する。
口に指が縦に3本入るくらいあけることが大切。

唇は両橋をやや左右ひ引く感じで発音する。

エの口の構えからあごを引いて、口をほとんど開かない状態で発音する。

あごの開きは母音の中で一番小さい状態で発音する。

ウの場合よりあごを開き、舌はウの時よりもやや奥に引き込む状態で発音する。唇は、母音の中で一番丸く発音する。

3.連母音の発音

一つの語や、語のつながりの中で、母音が二つ以上続く場合を連母音と言います。例えば、アオ(青)は、一語の中で母音の連続である語と言えます。いくつか連母音を作っているポイントを紹介します。

・エイの連続はエーと長音になる
 (例)ゼーセー(税制)、ゲージュツ(芸術)、ゲーム(game)
・エーにならない場合もある
 (例)マケイクサ(負け戦)などエイの間に意味の切れ目がある語
   マケークサではない
・同じ母音の連続で長音になる
 (例)ア+ア:オカーサン(お母さん)、ウ+ウ:クーコー(空港)
・同じ母音の連続でも意味の区切りをはっきりさせるために長音にならない
 (例)ア+ア:ヤマアルキ(山歩き)、ヤマールキではない
    ウ+ウ:ヤスウケアイ(安請け合い)、ヤスーケアイではない
・同じことばを繰り返すことで母音の連続ができる場合は、長音にならない
 (例)ア+ア:アカアカ(明々)、アカーカではない
    ウ+ウ:ウツウツ(うつうつとする)、ウツーツではない
*その他、固有名詞については、その都度確認が必要です。


今回は、1.腹式呼吸の大切さ、2.母音の発音の特徴、3連母音の発音について紹介しました。これからも定期的にレッスンを通じて学んだ基礎的なことをいくつか紹介していきたいと思います。

いつかは、ナレーターやメディアで発信するようなことを仕事にできるようになりたいです。

どうぞ応援をよろしくお願いいたします。

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