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地域から読み解くSDGs【近江八幡未来づくりキャンパス2020 開催レポート#2】

こんにちは。
近江八幡未来づくりキャンパス2020 大学生メンターの井保です。

 1月23日、オンラインにて第2回ワークショップを行いました。
「話を引き出す取材術・人に『伝わる』発信スキル講座」というテーマの取材・記事作成に関するレクチャーと、「地域から読み解くSDGs」というテーマで講師の上田より講演を行いました。講演の内容と参加者の雰囲気をこちらに残しておきたいと思います。

 近江八幡未来づくりキャンパス2020では、近江八幡市内外の高校生が、滋賀県近江八幡の魅力を探し、未来を考える学びの場を持ち地域の方々の取材内容をもとに記事作成と成果報告をする約1ヶ月間のプログラムです。
 2回目のレクチャーでは、これから各チームで記事作成に向けて取材を進めていくにあたり、取材の流れや取材での姿勢のレクチャーを受けました。また、日本のSDGsの取り組みの現状をうけて学生たちがSDGsをジブンゴトとして捉える回となりました。

4時間のワークショップのタイムスケジュールは以下の通りです。

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話を引き出す取材術

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 近江八幡未来づくりキャンパス2020では、今回を含む2回の講義レクチャー後、各チームで地域の方に取材を行い、近江八幡でしかできないことの体験学習を行います。
今回のレクチャーでは、「取材の際の注意点」や、「取材までの準備の必要性」を教えていただきました。

 アポイントメントから取材までの一連の流れを教わり、各準備段階で何をする必要があるのかということを考えながら学ぶことができました。
 特に今回のレクチャーでは、取材に行く際の準備として下調べがいかに重要であるかということを学びました。下調べをすることは取材先を知るためのものだけでなく、取材先の方からより込み入った深い話であったり、重要でキーポイントとなるお話を聞き出すことができる手段につながるそうです。

 また、取材の際はメモに気を取られるのではなく、話を聞いて理解し、「うなづく」や「なるほど」といった行動をとることでより話の広がりが生まれ話を引きだすことができるそうなので実際取材に行った際はこれらのポイントを押さえて実行しようと思いました。

地域から読み解くSDGs

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 2つ目のレクチャーでは、持続可能な社会とは何かを念頭に置き、日本でも身近になりつつあるSDGsが日本でどのように取り組まれており、それらの取り組みの現状を知りました。国別達成度ランキングは157か国中17位と比較的上位にある中、「ジェンダー平等の実現」では女性の意志決定への参画率の低さが大きな課題となっている現状があり、未達成の課題がまだまだ多くあることを知ることが出来ました。
 そして、SDGsをジブンゴトとして捉え自分自身の意識変革や行動変容が達成につながると学びました。

 この時間にはグループディスカッションを行い、SDGsの「No one will be left behind -誰一人取り残さない-」というスローガンから、「インクルーシブ」について話し合いを行いました。

 私たちのグループでは、動画を作る計画をしていたため「視聴者」という視点からインクルーシブを考えると、動画を再生するツールを持っていない人やツールの使い方がわからない人は「取り残される人」に入るのではないかという話し合いになり、「インクルーシブ」を実現することの難しさを実感しました。難しい内容ではありましたが、高校生たちがSDGsを「ジブンゴト」として考える時間になりとても有意義な時間になったのではないかと感じました。

参加者の雰囲気

 2回目ということもあり各チーム、メンバー同士の会話や意見交換で自分の考えや、思いというものが言い出せる雰囲気になり、たわいのない話から真剣な話まですごく話し込む姿勢が見受けられるようになりました。

 これからの作業では、自分たちの行動や発信に責任が出てくるため慎重に取り組みながらも、五感を最大限に生かし、自分たちにしかない魅力と強みを発見し2月の報告会に向けて取り組んでいきたいと思います。

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さいごに

 今回実施している学生が地域について考えるようなワークショップやオンラインツールとSDGsを掛け合わせた、オンラインでのレクチャーをインパクトラボでは実施しています。
 興味を持たれた方は、是非インパクトラボのWebサイトをご覧ください。


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