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【環びわ2023】DAY3|政所茶体験

こんにちは。
インパクトラボの佐藤 彩香です。

今回は、9月8日(金)に実施しました「SDGsワークショップ:滋賀のサーキュラーエコノミーの実践」のDAY3の様子をお伝えします。

SDGsワークショップ:滋賀のサーキュラーエコノミーの実践
環びわ湖大学・地域コンソーシアムに加盟している滋賀県内の14の大学に所属する大学生を対象に実施するプログラムです。今回の「SDGsワークショップ:滋賀のサーキュラーエコノミーの実践」では、無印良品を展開されている株式会社良品計画とコラボした活動を行います。東近江での資源循環型の地域づくりを学ぶフィールドワークやワークショップを通じて、無印良品が展開する資源循環の取り組みを促進させるアイデアを考えていきます。

環びわ湖大学・地域コンソーシアムHP

9月7日と8日の2日間は、東近江市の「だれんち?」の宿泊を含めたプログラムでした。今回は、9月8日(金)に行われたDAY3の様子をお伝えします。DAY3は、東近江市奥永源寺で政所茶を生産されている山形さんを訪れ、作業のお手伝いや活動についてのお話を伺いました。

政所茶

最初に、今回お世話になった山形 蓮さんより、政所茶についてお話していただきました。政所茶は、東近江市奥永源寺地域で栽培されている希少なお茶で、その歴史は室町時代から600年も続いおり、全国でも2%以下になってしまった在来種が奥永源寺には現存しています。奥永源寺は、琵琶湖にそそぐ愛知川の源流でもあるため、水を汚さないために昔から無農薬無化学肥料栽培が続けられています。ちなみに、肥料の一部には、DAY2で学習した菜の花館で作られている菜たね油の搾りかすも使用されているそうです。
現在では、7集落60軒がほどが政所茶を生産していますが、小さな畑や兼業で生産している方もいるため量が少なく、生産者の高齢化も進んでいます。

政所茶について説明する山形 蓮さん

みんなで茶畑の草刈り

茶畑は斜面にあり、茶の木はそれぞれ形が違うので、作業は手作業で行われています。今回は、茶畑の草刈り作業を体験させていただきました。茶畑に生える雑草をみんなで協力して抜いていきます。

みんなで協力して茶畑に生えた雑草を抜いている様子

雨上がりで湿気があり、ヒルもいましたが、今までの活動とは違い、自然の中での作業はとても良い心地がしました。みんなで作業をするとあっという間に雑草がなくなっていきました。

ほっと一息、暮らしを感じながらお話

作業のあとは、山形さんのご自宅でお茶をいただきながら、お話をお聞きしました。山形さんは、滋賀県立大学で政所茶と出会い、政所茶の歴史や文化が残るお茶生産に魅力を感じ、移住してきて政所茶生産を行っています。政所茶生産は手間暇がかかることも多いですが、お茶に関する組合のなかったこの地域に政所茶生産振興会を立ち上げ、大切にしたいと思える伝統や景観を残していこうと活動をされています。

政所茶の香りを嗅ぐ学生たち

「目先の利益だけではない価値」をどのように判断していくのか、とても考えさせられました。また、山形さんの奥永源寺での暮らしを楽しみつつ、活き活きと活動されている姿がとても印象的でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。今後もプログラムについてインパクトラボのnoteでお届けしますので、是非チェックしてください!


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