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SDGsキャラバン2022@滋賀県立守山高校 開催レポート

こんにちは。インパクトラボの中西です。

2022年11月24日、滋賀県立守山高校の1年生約280名を対象に、SDGs講演会・ワークショップを実施しました。講演会とワークショップの様子をお届けします。

インパクトラボでは、地域共生型社会推進事業として、コミュニティ・オーガナイザーの育成に取り組んでいます。今回は、若者世代のコミュニティ・オーガナイザー育成を目的に、実践する機会として、滋賀県内の学生や若者が講師・ファシリテーターを務めました。

SDGs講演会|滋賀とSDGsとジブン

講師:中井健太氏(andstep / CEO)

SDGs講演会では、andstepのCEOである中井健太氏より、「滋賀とSDGsとジブン」をテーマに、実際の取り組みやクイズを交えながらSDGsについてのレクチャーがありました。

小学生の頃から大学生まで教師になることを目指していた中井さん。大学3年生で参加した教育実習をきっかけに、SDGsの教育事業に取り組むことを決意し滋賀県長浜市に移住されました。

中井さんが立ち上げたandstepでは、主に小学生を対象にした体験プログラムを始めとし、SDGsセミナーも実施しています。

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、地球規模の問題を網羅した17個の目標です。17個の目標の下に169のターゲットと232の指標も設定されており、2030年の達成を目指して、各所で取り組みが進められています。

SDGsでは、貧困や飢餓といった発展途上国が抱える問題だけではなく、健康や環境問題など先進国も取り組むべき問題が網羅されています。そして、2020年から2030年までは「行動の10年」と言われています。国や自治体、企業だけではなく、私たちみんながSDGsを知り取り組まないといけません。

中井さんがSDGsに達成のために大切だと考えていることは、2030年までに問題に取り組むためのパートナーシップの素地を作ることだと言います。国レベル、地域レベル、個人レベルで互いに困っていることを、協力して助け合うことを当たり前にすることが、2030年までにやらないといけないことの本質であると生徒に向けて熱く語りました。

滋賀県のSDGsの取り組み紹介では、マザーレイクゴールズ(Mother Lake Goals, MLGs)や、SDGsに通ずる近江商人の三方よしの精神などの紹介がありました。

最後には「①SDGsを知る②ジブンゴトにする③行動する」この3つのステップを大事にしてほしいと、これから探究活動でSDGs・社会課題に取り組む生徒に向けてメッセージがありました。

SDGsワークショップ

SDGsワークショップでは、各クラスごとに、自分の興味関心とSDGsをかけ合わせて、取り組みたいテーマを考えるワークショップを行いました。

1つ目のワーク「わたしのマインドマップを作ろう」では、自分を中心に「やってみたいこと・趣味・得意なこと」の3つについてキーワードを書き出しました。

ワークショップファシリテーター:澤 紗菜氏(andstep / COO)

2つ目のワーク「自分の#ハッシュタグとSDGsを決めよう!」では、マインドマップで書き出したキーワードの中から、興味関心がより強いものや自分をよく表していると感じたものを3つ選びました。その中から、SDGsと掛け合わせて取り組みたいことを考えていきました。

ワークショップファシリテーター:佐藤 彩香氏(立命館大学 食マネジメント学部3回生)

個人でのワークが終わったあとは、4−5人のグループで「自分の#ハッシュタグ」や、SDGsと掛け合わせて考えた取り組みたいテーマとその内容について共有しました。

同級生の趣味や好きなことなど、学校生活では見られない一面を見ることができたり、お互いのアイデアについてコメントし合ったり、盛り上がっている様子が見られました。

ワークショップファシリテーター:豊田 真彩氏(立命館大学 食マネジメント学部3回生)

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました。
ワークショップを通して自分を知ることで、より講演で学んだSDGsの知識がジブンゴトに深めることができたのではないかと思います。

インパクトラボでは、滋賀県を拠点に中高生を対象に、SDGsワークショップを実施しております。他の取り組みについては、インパクトラボ公式サイトよりご覧ください。


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