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【環びわ2023】DAY1| キックオフ・ワークショップ

こんにちは。
インパクトラボの佐藤 彩香です。

今回は、環びわ湖大学・地域コンソーシアム学生支援事業の「SDGsワークショップ:滋賀のサーキュラーエコノミーの実践」のDAY1の様子をお伝えします。

SDGsワークショップ:滋賀のサーキュラーエコノミーの実践
環びわ湖大学・地域コンソーシアムに加盟している滋賀県内の14の大学に所属する大学生を対象に実施するプログラムです。今回の「SDGsワークショップ:滋賀のサーキュラーエコノミーの実践」では、無印良品を展開されている株式会社良品計画とコラボした活動を行います。東近江市での資源循環型の地域づくりを学ぶフィールドワークやワークショップを通じて、無印良品が展開する資源循環の取り組みを促進させるアイデアを考えていきます。

環びわ湖大学・地域コンソーシアムHP

9月4日(月)、キラリエくさつ5階の交流スペース「協働ひろば」で実施されたDAY1では、自己紹介を行ったのち、無印良品の取り組みについて実際に無印良品 アル・プラザ草津店の見学をしながら学び、ワークショップを行いました。無印良品から、今年10月にオープンする無印良品 ビバシティ彦根の店長を務める平林優史様と株式会社良品計画近畿事業部 木村修士様にお越しいただきました。

自己紹介

まずは、参加学生の自己紹介を行いました。異なる大学、学年、専攻の学生が集まっており、初対面の人が多くてみんな緊張した面持ちでした。しかし、資源循環への学びや無印良品とのコラボ、他の学生との交流などの期待の声が聞かれ、プログラムに対するそれぞれの想いを知ることができました。

自己紹介の様子

無印良品の取組について

無印良品の資源循環の取り組みについて、平林さんと木村さんよりお話いただきました。株式会社良品計画では、役目を終えた製品の再資源化・再利用を進める資源循環の取り組みを進めています。無印良品には、パッケージや素材など商品設計や行程にこだわった商品が多く揃えられ、最近では使わなくなった資源をリサイクルする「MUJI CYCLE」という取組も始まっています。「MUJI CYCLE」では各店舗にリサイクルステーションが設置され、使われなくなった無印良品の商品を回収して、リサイクルをしています。しかし、認知度が低く、回収量が少ないことが課題となっています。
そこで、資源循環参加を促すために何かできないか、学生のアイデアで楽しみながら積極的に参加できる仕組みができないか、を考えることが今回のワークショップのテーマです。

理解を深めるため、参加者が順番に資料を声に出して読んでいる様子

実際に無印良品の店舗を見学

お話を聞いた後は、無印良品 アル・プラザ草津店を訪れ、無印良品での資源循環の取り組みについて、見学させていただきました。
見学のポイントは3つです。

①リサイクルステーション
②再生プラスチックを利用した製品(ファイルボックス等)
③パッケージなど資源循環につながるような製品設計(レトルトカレーのパッケージやタオルに入っているくぼんだ線)

数人のグループにわかれて無印良品を楽しみつつ様々な工夫を探していきます。

リサイクルステーション
タオルにくぼんだ線が入っている理由を探している参加者
再生プラスチックを使った製品を見ている参加者

グループで和気あいあいと、様々な工夫を発見していきます。たくさんの魅力的な製品が並ぶ中、見学の時間はあっという間に過ぎていきました。

アイデアワークショップ

無印良品での気づきをもとに、「無印良品の店舗を活用したワークショップの開発」をテーマにワークショップを行いました。今回のワークショップは、成安造形大学未来社会デザイン共創機構助教の田口さんにファシリテートしていただきました。このワークショップは、
 STEP1:ペインポイントの発見
 STEP2:アイデアを広げる
 STEP3:アイデアを絞りチームをつくる
という3ステップで行われました。

まずは、「STEP1:ペインポイントの発見」です。ペインポイントの発見では、無印良品さんの魅力ではなく、あえて「ここはイマイチ」「ここはうまくいっていない」といったことを書き出していくことで、課題を発見していきます。無印良品の店舗で感じた気づきを素直に付箋に書き出していきます。

ペインポイントをグループごとに書き出している様子

次に、「STEP2:アイデアを広げる」です。STEP1で書き出したペインポイントをもとに、こうすれば良いのではないかというアイデアを書き出していきます。アイデアを広げるポイントは、できるできない、大きい小さいは置いておいてとりあえず数を出していくことです。途中ペンがとまってしまう時間もありましたが、グループで楽しくアイデア出しが行われていました。

アイデアを書き出している様子

そして、STEP3に入る前に、みんなで出したアイデアを見て、面白そう!これ良いな!というアイデアが書かれた付箋にに各々〇印をつけていきます。
その〇印を参考に、「STEP3:アイデアを絞り、チームをつくる」では、1人2つにアイデアを絞って、プロジェクトを考えていきます。

プロジェクトを考えて紙に書いている様子

そして、さらにアイデアを絞っていくため、参加者と講師の方が書いたそれぞれ2アイデア、計28のアイデアの中で、投票を行いました。投票は1人3票まで。多かったアイデアをもとに、チームをつくり、これからの活動を進めていきます。
それぞれとてもユニークなアイデアがそろっており、参加者はどれに投票するか悩んでいました。「3票じゃ足りない!」といった声も多く聞かれ、票も割れた中、4つのアイデアが決まりました。

投票結果発表の様子

そして、4つのアイデアごとにチームをつくり、DAY1は終了となりました。

最初は緊張した面持ちの参加者でしたが、見学やワークショップを通じて少し距離が近くなり、和やかな雰囲気でDAY1を終えることができました。
残りの4日間でそれぞれのアイデアをカタチにできるように、グループ活動を頑張っていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。今後もプログラムについてインパクトラボのnoteでお届けしますので、是非チェックしてください!

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