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【SDGs全国フォーラム2022滋賀・びわ湖】学生実行委員会Vol.7 エクスカーション ー東近江編ー

こんにちは!
SDGs全国フォーラム2022滋賀・びわ湖学生実行委員の豊田です。

SDGs全国フォーラムでは、学生実行委員会を発足し、エクスカーションとシンポジウムのプログラム企画・運営に関わっています。
エクスカーションチームでは、SDGs全国フォーラムをきっかけに滋賀県に来られた方をはじめ、多くの方に滋賀・琵琶湖の魅力やSDGsのつながりを感じてもらえる、エクスカーションプランを紹介しています。

この記事では、東近江編をお届けします。

SDGs全国フォーラム 2022滋賀・びわ湖とは 
SDGs全国フォーラムとは、2018年6月に都道府県として唯一SDGs未来都市及び自治体SDGsモデルの両方に選定された神奈川県で、「神奈川県から『自治体の役割を明確にしたSDGsへの取組』を全国に発信すること」を目的に、2019年に横浜市で開催されました。コロナ禍でのオンライン開催となった長野県に次いで、3回目となる今回は、2022年11月12日(土)に滋賀県で開催します。 琵琶湖をはじめとする豊かな自然と調和する暮らしの中で、SDGsに通じる思想・歴史・文化が息づく「滋賀」において、経済・社会・環境のバランスが取れた持続可能な地域づくりを進めるため、SDGs全国フォーラムを開催し、次世代を担う若者をはじめとする多様な主体がそれぞれの取組を広く発信するとともに、県内外のパートナーシップ拡大を促進することにより、SDGsの達成に向けた社会変革につながる取組を創出する機会を目指しています。


東近江市では、山から琵琶湖まで水でつながる豊かな自然環境や、そこで育まれてきた文化や歴史について学ぶことができます。地形や風土が生んだおいしい”食”も魅力のひとつで、この土地にもいた近江商人の精神にも大きく結びついています。歴史・食・自然と循環をテーマにした東近江市のコースをご紹介していきます。

東近江市にある百済寺からの景色

近江商人のまち、五個荘まち歩き

「五個荘金堂地区の町並み」は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、五個荘は近江商人発祥の地のひとつとされています。この地域は昔から農業地帯で、ここの近江商人は、農業の忙しくない時期に豊富な水を活かした地場産の近江の麻や呉服や綿・絹製品を中心に商売をしていました。

町並みを歩いていると目にするのが、白壁と、琵琶湖で使われていた田舟をリサイクルした舟板塀が特徴の近江商人屋敷です。
外村繁邸、中江準五郎邸、藤井彦四郎邸の3つの近江商人屋敷が公開されており、訪れてみると近江商人の精神とも言えるさまざまな発見があります。屋敷の中は豪華絢爛とはほど遠く意外にも質素な印象でありながら、柱や板材など永く使える素材にこだわるなど質実剛健であり、構えや庭園からは趣を感じられます。

また、平成27年には日本遺産の「琵琶湖とその水辺景観ー祈りと暮らしの水遺産」に認定されています。山から流れてきた清らかな水がこの地区の堀を巡り、ここから琵琶湖へとつながっています。豊富な水資源がありながら、決して無駄遣いしない、水を汚さず綺麗な水を下流まで届けるという意識も人々の意識に根付いています。川中地蔵といって、集落内をめぐる水路の中にお地蔵さんが祀られているのですが、そこに花が手向けられている様子からも水への感謝や信仰があったことを見ることができます。

事前に予約が必要ですが、ボランティアガイドさんに案内していただくと、各ポイントをより深く知ることができると思います。さらに、近くの「ぷらざ三方よし」には、パンフレットやお土産もありますので、ぜひお立ち寄りください。

ぷらざ三方よし
〒529-1442 滋賀県東近江市五個荘塚本町279
営業時間|9:00~17:00(物販販売は~16:00)
定休日|月曜日(祝日を除く)、祝翌日、年末年始
URL|https://www.higashiomi.net/media/buy/a272

湖香 六根で滋賀の恵みをいただく

ランチは「湖香 六根」へ。湖香 六根は、五個荘の築180年を超える近江商人屋敷「秀明庵」にオープンしたお料理屋で、ぷらざ三方よしからは徒歩10分ほどのところにあります。

こだわりの生産者さんから届く四季のお野菜、そして琵琶湖の恵みや伝統の発酵を取り入れたコースがいただけるのですが、今回は湖香 六根さんが考案された「近江商人弁当」についてご紹介します。

お弁当には、小蕪や南瓜、銀杏、焼き栗、薩摩芋、落花生、むかごなど滋賀県産100%の季節の食材と、びわますの幽庵焼き、うろりの佃煮、赤蒟蒻、テンペなどの湖国の恵みとそこで育まれた文化である料理が美しく詰められています(献立は10月のもの)。そして何より、ひとつひとつのお料理で『商売における精神』『しまつの心』『未来(世間)よし』といった近江商人の精神を表されていて、近江商人のものがたりとも言えます。

料理長である杉本宏樹さんの心のこもった料理から、滋賀県のおいしい魅力をぜひ味わってください。

湖香 六根
〒529-1441 滋賀県東近江市五個荘川並町713
営業時間|昼11:30~16:00(L.O14:30) / 夜18:00~(要予約)
定休日|火・水曜日
URL|https://uka-rokkon.com

マーガレットステーション・菜の花館で再発見

ぷらざ三方よしから車で20分ほどで「道の駅 あいとうマーガレットステーション」に到着します。マーガレットステーションは、「農産物の流通・加工」「人的交流」「観光」「情報」を統括した田園公園化の拠点であり、英国風の建物が目印です。

ここでは、地元の生産者さんが直接持ってこられる新鮮な農産物を購入したり、地元産の牛乳と野菜・果物を使ったジェラート・焼き菓子を食べたり、地元の野菜をふんだんに使ったビュッフェランチを楽しんだりすることができます。

隣接する「あいとうエコプラザ 菜の花館」は、資源循環型の地域づくりを進める拠点施設で、菜の花エコプロジェクトやリサイクルせっけん「愛しゃぼん」の取り組みについて見学を受け入れています。菜の花や廃食油などの身近な資源が、地域の中でどのように循環しているかを学ぶことができます。

ぜひ、ここを訪れて、東近江市の自然環境で育まれた食材と清らかな水がめぐるその理由を再発見してください。

道の駅 あいとうマーガレットステーション
〒527-0162 滋賀県東近江市妹町184-1
営業時間|9:00~18:00(5月-11月)/9:00~17:30(12月-4月)
定休日|火曜日(祝除く)
URL|http://www.aito-ms.or.jp
※HPから各店舗の営業時間や定休日についてご確認ください。

あいとうエコプラザ「菜の花館」
〒527-0162 滋賀県東近江市妹町70
営業時間|9:00-17:30
定休日|火曜日、祝日、年末年始
URL|https://ai-eco.com/nanohana/


最後までお読みいただきありがとうございました。
学生実行委員会のnoteでは、ほかにも、県内の魅力がたくさんつまったエクスカーションプランを公開しています。

また、今後もSDGs全国フォーラム2022 in 滋賀・びわ湖や学生実行委員会の活動について以下のマガジンにて随時お届けしますので、是非チェックしてください!


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