芝浦工業大学 びわ湖SGDsツアー『SDGs Studios』 事前講座① 開催レポート
皆さんこんにちは!インパクトラボのインターン生の戸簾紗弥香です。
「びわ湖SDGsツアー」は、学生たちが自分の興味関心とSDGsを結びつけながら体験学習や取材をし、記事作成まで行う約1ヶ月間のプログラムです。8月3日に行った「SDGs Studios | SDGsレクチャー」では、プログラムを実施するにあったて趣旨説明や参加者交流をするとともに、情報の発信方法等のレクチャーを行いました。
ここでは、主に以下の3点を重点的にお伝えさせていただきます。
1. プログラム説明
2. SDGs時代におけるプロジェクト型の意義(「行動する」ことが学びにつながる)
3. 記事の価値
1. プログラム説明
本プログラムは、現地での体験学習と、実践者への取材・記事作成に取り組むことで、SDGs を自分ごとに考えるきっかけを持つ時間にします。そして、これらの取り組みはポスターや冊子、動画等を使用して発信します。新たな経験をすることで、地域の魅力発見やSDGsネットワークの形成、表現力の向上に繋がることを目的としています。
※新型コロナウイルス感染拡大により、現地での体験学習をオンラインで対応する可能性があります。
2. SDGs時代におけるプロジェクト型の意義
プロジェクト型の良いところは、いつでも自分でゴールを設定することが出来ることです。今の自分が出来ることからプロジェクトに取り組むことで、新たな学びや知識。人とのつながりが自然に身につきます。実感を伴った成長(達成感)は、学びや行動の意欲をより高める好循環を引き起こします。
プロジェクトを行うにあたって、「自分はやらなくても良い」「与えられたからやる」といった考え方は良くありません。「出来る人がやる」というのは可能性が狭まります。つまり「全員」がプロジェクトを行うことが重要です。そして、自分のやりたいことをアクションに移すことが重要であり、一人ひとりのアクションは大きいものとなり、おのずとSDGsが達成につながります。勿論、物事を進めていく中で、上手くいくものもあれば上手く行かないものあります。それは当たり前であり、上手く行かなかったときにこそ成長を感じられるものです。
また、知識や技術を完璧に自分のものにしてから行動するのではなく、今の自分が持っている知識をすべて出しながら行動することも重要です。変化の多い時代だからこそ、世の中の動きに合わせて柔軟に対応していくことが求められているのです。
3. 記事の価値
「事実が重要である」「不特定多数が読むもの」「文章である」
これらの3つの要素が記事の価値を生み出しています。なぜ3つの要素が価値を生み出しているのか詳しく説明していきます。
まず、事実という一次情報に基づくため価値があります。記者の意見や考えを書いてしまうと、記事ではなく単なる文章になってしまいます。
次に、不特定多数が読むものは、内輪ノリではなく不特定多数の人に理解してもらう必要があります。誰にでもわかるような文章を意識しながら書くことが大切です。
そして、文章は、画像では伝えきれないことを文字に起こして伝えるから価値があります。文字に起こすことで、より正確な情報を発信することができます。
上記で示した3つの要素を取り入れた記事を作成するには、インプットをすることが重要です。取材において、インプット(下調べ等)が8割といわれるほど必要な準備です。インプットをし、考え抜き、噛み砕いてから初めて情報を発信をすることができます。取材前にどれだけインプットをしているかで、記事の内容が濃いか薄いかも決まってきます。
発信をすることは、学ぶことであり、理解しながら整理することです。そして、人とのつながりができ、更に濃い情報を得ることができます。これらはすべてループされており、経験をすればするほど情報を沢山得ることができます。
記事を作成するには、まずはプロの記者の文章を読むことが大切です。そこで、次のレクチャーまでに新聞記事を読むことを課題として講座は終了しました。
最後に
今回実施したように、オンラインツールを駆使しながら、SDGsレクチャーなどをインパクトラボでは実施しています。興味を持たれた方は、是非インパクトラボのWebサイトをご覧ください。