見出し画像

【環びわ2021】DAY2 取材・記事作成レクチャー

こんにちは。
インパクトラボ スタッフの豊田です。

今回は先日行われた環びわ湖大学・地域コンソーシアム学生支援事業「SHIGA SDGs Studios+ (プラス)」のDAY2の様子についてお伝えします。

DAY2では一般社団法人インパクトラボ・理事の吉武 莞より取材・記事レクチャーをしました。今回実施した3つの講座についてそれぞれ紹介します。

SHIGA SDGs Studios+とは
環びわ湖大学・地域コンソーシアムに加盟している滋賀県内の14の大学に所属する大学生を対象に実施するプログラム。プログラムに参加している大学生が滋賀県内でフィールドワーク・取材活動を行い、SDGsの視点で記事・プランを作成します。フィールドワークや取材活動を通して体験した滋賀県のSDGsに関する取り組みを「びわ湖とツーリズム」をテーマに発信することで社会的にインパクトを生み出すことを目指します。

取材講座

1つ目の講座は、取材講座です。
取材講座では、取材の流れや取材のマナーなど基礎的なことから、取材のコツや心構えなどを学びました。

ペアワークでは、取材の練習として取材合戦を行いました。ここでのポイントは一問一答ではなく、二の矢・三の矢で内容を深掘りしていくことです。話すのが初めての相手でもちろん下調べもしていない人に取材をするということで、受講生の様子からは何を聞いたらいいかわからなかったり、話が盛り上げるのが難しそうな様子が見られました。

 ペアワーク後には、お互いに取材をしてみたことで下調べの重要さを実感することができたという感想がありました。また、相槌を打ちながら、頷きながら聞いてくれると話しやすいなど、取材を受ける相手の立場も体験でき、インタビュアーとしての心構えを学ぶことができました。

記事作成講座

2つ目の講座は、記事作成講座です。
ここでは、記事を書く上で意識するポイントや文章術を学びました。

まず、記事を書くときにはその記事をどんな人に読んでもらいたいのか何を伝えたいのかを明らかにする必要があります。それらを明確にした上で重要なのは記事の内容だけでなく、タイトルの付け方や文章のわかりやすさといったことがあげられます。

スクリーンショット 2021-08-10 14.20.13

ここでは、読みたくなる文章、読んでいて分かりやすい文章を書くことのテクニックについていくつか紹介がありました。どれも重要なことだったのですが、その中でも印象的だったのが「文章の中でカメラワークをする」ことです。これは文章を読んでいながら、情景が映像として浮かんでくるような文章テクニックです。このプログラムの発信テーマが「ツーリズム」ということで、その場所の風景を文章で届けるのにとても役に立つ内容だったのではないかと思います。

また、文章を添削する際のポイントについてはクイズ形式でレクチャーがありました。主語と述語の関係や、修飾語を使うときに陥りやすい日本語の典型的な間違いを学ぶことができました。

写真講座

最後に、写真講座を行いました。
写真には、記事の内容を補足する役割があります。特に写真は、文章の中の「美しい」「賑やかな」というった形容詞のイメージを表現することができます。しかし、写真の撮り方によってはその効果は減ってしまいます。伝えたいテーマと写真の効果について「どっちがいい写真かクイズ」で学びました。

例えば、下の写真。どちらがより「初詣の賑わい」を伝える良い写真に見えますか?

スクリーンショット 2021-08-18 14.26.12

この場合だと右の方が賑やかに感じますよね。このように同じ場面でも写真の取り方や加工などの工夫一つで全く印象が変わってくることがよくわかりました。

さいごに

取材、記事、写真。これら全てが最終的に完成する記事の良し悪しを決めていて、より良い記事にするためにはテクニックがあることがわかりました。

この後、受講生はチームに分かれてフィールドワークや取材に行き、記事作成やツーリズム提案を行います。DAY1、DAY2のレクチャーでの学びを現場での活動に生かして、どんな記事やツーリズム提案が完成するのか楽しみです。

今後もプログラムについてインパクトラボのnoteでお届けしますので、みなさまチェックしていただければ幸いです!

インパクトラボでは、取材・記事作成レクチャーやSDGsレクチャーなど各種講演・ワークショップ、SDGsツーリズム、新規事業立ち上げ支援などを実施しています。興味を持たれた方は、ぜひインパクトラボのWebサイトをご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?