2021年度の経営計画発表会を開催
こんにちは。キチナングループの井本健です。
年に1度の経営計画発表会を山口グランドホテルで開催しました。
前期は、コロナ禍の中での経営ということもあり、
非常に厳しい経営環境でした。
物流業界は好調でしょう!と思われるかもしれませんが、私たちがメインとする化学工業製品や山口県内も多くの自動車関連会社があり、その荷物をお預かりしたり、運んだりするなかで、苦しい状況もありました。
ただ、本当に現場の頑張りもあり、良い形で、
2020年度を終えることができました。
中には業績が厳しい事業部や会社もありましたが、
過去最高売上、過去最高利益の会社もあり、
環境を言い訳にしない大切さを実感した年でもありました。
全体でのグループ売上も、100億円を超えて、
更にグループ経営を加速させるための、良い1年となりました。
全員参加経営の推進
そんななか、今期掲げたスローガンは、「全員参加経営」です。
昨年9月から、京セラの稲盛和夫さんが提唱するアメーバ経営を導入しました。
吉南株式会社倉庫事業部、YICグループでは、このアメーバ経営を導入しており、キチナングループで全社導入しようと取り組んでいます。
このアメーバ経営で大切なことはたくさんありますが、
私が一番、大切だと考えているのが、
「全員参加経営」
です。
全員参加というと、
「経営者なのに、責任を社員に押し付けるのか!」
と思われるかもしれませんが、決してそうではありません。
「ひとつひとつの、仕事に採算意識を持ちながらはたらこう!」
ということです。
現場ではどうしても、売上をつくることから遠いため、
数字を意識しても意味がないと言われることがあるのですが、
決してそうではありません。
売上を最大に、経費を最小に、時間を最短にすることで、
採算につながるのです。
こんなことを、今期は取り組むと決めて発表しました。
経営プラットフォームを整える
2020年にキチナングループは3社の会社を迎え入れ、
合計10社になっていました。
業種でいうと
・運送業
・倉庫業
・梱包業
・人材派遣業
・製造請負業
・製缶配管工事業
・プラントメンテナンス業
・電気工事業
・物流資材販売業
と、多岐に渡ります。
一つ一つをすべて個別に見ることができない規模感になっているので、経営する仕組みをさまざまな形で統合して相乗効果を生みだそうと努力しています。
経営計画書、環境整備、実行計画、アメーバ経営(管理会計)、バックオフィスとお客様と接するところ以外はかなり共通化してきました。
それを、更に加速させて、事業拡大に備えるつもりです。
なかなか、しくみだけでは解決しない「想い」も忘れてはいけないので、
丁寧に、着実にやる必要があるのですが、
これをすることで、お客様に接する時間やサービスに
チカラを注ぐことができるようになるのです。
ですので、今期も少しずつ、チカラを入れながら推進していきます!
新規事業へのチャレンジ
経営はチャレンジの連続です。
昨年1年間は、環境変化にあわせて、経営のしくみを整えながら、
事業を拡大させてきました。
経営計画書発表会では、あまり触れませんでしたが、
中長期的に考えると、やはり、新規事業が必要だと考えています。
私たちのコア事業であるロジスティクス分野、物流分野から、
軸をぶらさずに、新たな事業分野、特に成長分野に進出する。
ここも、少しずつやっていこうと考えています。
上場企業やベンチャーなら、株主や株価を考えながら動かないとなりませんが、私たちのような、事業承継をするファミリービジネス(オーナー企業)の良いところは、長期的な視点で経営できることです。
ただ、注意点として、その事業が「本質的で、経営者のエゴではないか」を
ちゃんととらえておくことが大切です。
これは、私が常に振り返り、自分のためではないかを考える必要があります。稲盛和夫さんの「私心なかりしか」ですね。
さいごに
前期も、多くの方が入社してきてくださいましたが、
引き続き、新入社員、中途社員、インターン生の募集をしています!
若手、ベテラン、業種、職種問わず、多くのポジションがあります!
最近は、外部パートナーとして、プロフェッショナルな方が、
キチナングループの経営に携わってくださる方も多くいらっしゃり、
ますます良い経営に向けて加速していきそうな気がしています。
われこそは!という方がいらっしゃれば、ぜひ関わって、知恵と手を貸してください!
今年も一年間、頑張りますので、よろしくお願いします!
※緊急事態宣言の延長に伴い、山口県外の幹部、新卒は呼べずの発表会でした。仕方ないのかもしれませんが、やっぱり寂しいなと感じました。早くコロナが収まれば良いのになぁとつくづく思いますね。早く大阪、東京に行きたい。(撮影のときだけマスクを外しています)