何をするかで、人生は決まる
こんばんわ。井本健(@imototakeshi)です。
今日は、仕事、就職先の選び方について、書こうと思います。
よく就活生に、会社を選ぶときに何を注意したらいいですかと言うことを聞かれます。
残念ながら、私は就活をガンガンして、そんなにたくさんの会社を見たわけでは無いですし、外資系に行ったわけでもない、大手で働いたこともない。なのでそこまで大きな選択肢の中で選んでいないので明確な事は言えません。
ですので、ここでは大手やベンチャー、中小企業等、会社規模の話は一切していません。もし、そのようなことが気になる人がいれば、残念ながら参考になることはないので、そっと右上の✕で閉じてください。
今回は、自分自身が転職、起業など、経験した中で、こういう基準で会社選び方をするといいんじゃないかと感じたことがあるので、それを共有していこうと思います。
もちろん、弊社、キチナングループも基本的にはこのような基準で考えています。
私が、どのようなキャリアを歩んできたかはプロフィールを見てください。
人で決めることが大切。でも人だけで決めるな。
「学生に、どんな会社で働きたいですか?」
と聞くと、必ず答えが返ってくるのが
「雰囲気の良い会社です!」
「社風の良い会社です!」
と言われます。
もちろんそうですよね。
私も、働く人との相性や価値観や雰囲気というのはとても大切だと思います。
ただ、実際に、就職活動をしているとその会社の人事の方、先輩社員を中心に多くの方々と出会うことになると思います。
ですので、その方にどうしても目が行きがちになり。出会っている人だけで良い会社と思ってしまう学生が多くいるように私は思います。
私たちの会社、キチナングループでも、働く人は大切と言うことをよく伝えます。私も、働く人特に採用には非常に力を入れているからです。
しかし、選ぶ側の立場のあなたからすると、働く人の雰囲気がいいからといって、単純にその会社を選ぶと言うのは、少しリスクがあると思っています。
厳密には、リスクというより、見極めないとミスマッチを起こす可能性があるという意味です。
つまり、人だけで選ばずに様々な角度から会社を見て、「更に出会う人も良いからその会社を選ぶ」と言うスタンスが良いと思います。
特に就職活動では、悪い人が前面に出る事はありませんから。
もちろんですよね。
就職活動で皆さんも自分たちの良いところを見せようとするのと同じで、会社も良いところを見せようとしています。
そこは理解した上で、就職活動はしたほうがいいと思っています。
本業の余白(市場、組織)をみる
先ほど、人でだけ決めないほうがいいと言うことを書きましたが、何故かと言うとその方も、ずっとその会社にいるわけではないはずです。
しかも入社をすると、あなたの上司になる可能性は極めて低く、一緒に働く確率も非常に低いと思っていた方が良いです。
だからこそ、それ以外の要素でその会社を俯瞰して見ることが私はとても大切だと思っています。
特に、その会社の中で変わりにくいものに注目をして見極めることが大切です。
1つ目が、その会社の本業の余白がどこにあるかです。
難しい言い回しかもしれませんが、主の事業はどこで、どの分野で稼いでいて、どこを目指しているので、今、採用をしているのかを見極めるということです。
新卒採用と言うのは、中長期的に、あなたを育てて、会社を成長させたいので採用しているはずです。
純粋に、スキルが必要で、今すぐに人手が足りないのであればおそらく中途採用を選択しているはずだからです。
だからこそ、その会社の余白が、どこにあるのかをよく見極めることが大切なのです。
余白の1つ目が、その市場の成長に合わせて、会社が大きくなっていくため、将来的にその事業を担っていく人材を今から育てていきたいと言うパターンです。ベンチャーなんかで新卒採用する場合はまさにこのパターン。
その場合には、入社してすぐにポストは無いですが、会社の成長が急激に成長するため、成長に合わせて、ポストがどんどん作られて、自分自身がやれる事というのが増えてくるポストがあるはずです。
だからこそ、まずは事業が成長しているかと言うことがとても大切だということです。
ベンチャーが良いか、中小企業が良いか、大手が良いかと言う議論はあるかもしれませんが、伸びている市場で勝負すると言う事は、事業成長に合わせて、ポストができ、そのポストをあなたが担える可能性が高いということです。
余白の2つ目が、組織に余白がある状態です。
私たちキチナングループは、毎年成長もしていますが、それ以上に、この組織にも余白があると私は考えています。
なかなか表現もしづらく、分かりづらいかもしれませんが、事業承継をすると、経営幹部が先代の年代になっていると言う事はよくある話です。
キチナングループも、役員、部長、課長は全員私より年齢が年上の方々です。
良いとか悪いと言う話ではなく、成長し続けていく中で、ある程度年齢層が固まってしまうことが企業では多いということです。
先を見越して常に新卒をし続けている場合は階層がまったくないという素晴らしい会社もあるとおもいますので、すべてではないですよ。
だからこそ、事業承継前後で、跡継ぎとして、会社を継続して成長させていくためには次期社長とともに、会社を盛り上げてくれる人材が長期的に必要なのです。
人は毎年一切ずつ歳をとります。だからこそ、今の組織を見ると、今の組織、5年後の組織、10年後の組織で何が足りないのかということがわかってきます。
だからこそ後継者は、先を見越して、新卒採用に力を入れているケースが多くあります。
これが新卒採用における余白の部分です。
キチナングループも採用に、今、更に力を入れているのはこういう理由もあります。
当然、この余白の部分を中途採用で埋めるということもできます。
ここからは経営者の考え方になりますが、私は、会社の文化や組織を一緒に作っていきたいと考えているため、新卒採用が幹を創ると考えていて、今からその余白を考えながら、採用活動を行っているという感じです。
社長と文化を見る
次に、社長を見ることも大切です。
会社の雰囲気や社風と言うのは、社長が作り出しているといっても過言ではありません。
特にオーナーであれば、その色は濃いと思っていた方が良いです。
いや、そこしか無いと断言出来ます。
逆に言えば、どんなに社員が良くてあなたが一緒に働きたいと思っていても、社長と価値観が合わないと思えば、絶対にやめておいた方が良いです。
あなた自身が、働く中で、やっぱりこの会社は違うとなってしまう可能性が高いからです。
あとは、オーナー兼社長かどうかも知ることが大事かもしれません。
オーナーかどうかと言うのは、株をその社長が持っているかどうかと言うことです。
ベンチャーや大手の社長であれば、雇われている社長であることもあります。
その場合は大体3年、5年、長くて10年程度で必ず社長は変わります。
もしあなたが、社長や同じ価値観でと望むなら、オーナー兼社長をしっかりと見極めることが大事だと思います。
最後に、その会社に流れている文化も大切です。
これは、社長が変わる大企業でも、私たちのような事業承継した会社でも同じ。特によく見るべきポイントだと思っています。
というのも、社長が変わっても、なかなか変わりづらいのがこの文化です。
文化と言うと少し堅苦しいですが、その会社がなぜ今の事業をやっているのか、何を大切に仕事をしているのかをよく知ることです。
これは時代に合わせて変わっていくことも、もちろんありますが、創業から脈々と受け継がれてものも多々あり、変わりづらいものの1つだと思っています。
最近の言葉で言うと、ビジョン、ミッション、バリューですね。
そして、これが言葉だけで語られているだけではなく、社員一人一人まで浸透していて、組織としてこの文化が定着し、行動てきているかを見極めることが大切です。
入社は社会人の入口にすぎない
最後になりますが、就活をしていると、一生を決めるかもしれないと、本当に悩むと思います。
でも、最後は、1社に決めるしかないのです。
だって、入社は、社会の入口であって、あなたの出口までも決めるわけではないのですから。
私は経営者として、新卒採用を実施していますが、一生うちの会社で働いてくれる人が何人いるだろうと考えることもあります。
綺麗事だけを言うと、当然全員うちの会社で勤め上げてほしいと言う気持ちはあります。
しかし、今の世の中は転職も当たり前になり、多様な価値観がある中では、そう簡単なことではないことも認識しています。
だからこそ、私も経営者として日々高め、社会の中から、社員の皆さんに選ばれ続けられることが大事だと強く認識しています。その結果、何十年と選ばれ続け、キチナングループ1社で勤め上げてもらえたら本当に嬉しいなと考えています。
(今日も厳しいことを言い過ぎたかなぁと反省する毎日です)
入社がすべてではないと書きましたが、入社はスタート。
結局は、入社をして、「何をするのか?」だけが、あなたの仕事人としての価値を作ってくれます。
でも、安心してください。
就活時点では、全然、決まりません。
若ければ、いくらだって、取り戻せます。
「何をしたいのか?」なんてないです!という人はどうすればよいか?
そんなひとは、「この会社ではたらくんだ!」と決めたら必死に、あなたが提供した価値にトコトンこだわり、30歳になる前までに、何がしたいのかをしっかりと、考えてほしいと思っています。
誰とはたらくかは、もちろん大切。
しかし、私はあなた自身が社会に出て、何をするかの方が、とても大切だと考えています。
その何をするかを、最高の仲間と一緒に、同じ目標に向かい、仕事ができれば、これ以上ない、喜びや楽しさが仕事の中に見いだせるはずです。
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