ウッドデッキのある事務所をみんなで作る

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2018年秋発行 15号 『井』-集う- より
2009年より「井」のエリアに暮らす人の声を届けてきたフリーペーパー『井』。この機会にバックナンバーの記事を一部ご紹介します。プロフィールなどは執筆当時のままですのでご了承ください。

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集う人:森山裕之
出版社STAND! BOOKS代表。前野健太「百年後」、サニーデイ・サービス/北沢夏音「青春狂走曲」、中島岳志「保守と立憲」、パリッコ「酒場っ子」、寺尾沙穂「彗星の孤独」、スズキナオ「深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと」、山本教行「暮らしを手づくりする 鳥取・岩井窯のうつわと日々」など発刊。
stand-books.com/

3年前、石神井町7丁目にある、推定50年以上の平家の一軒家に出版社の事務所を構えた。大家さんから自由に改築してよいと言われ、自らリノベーションすることに決めた。

会社を始める時、閉ざされたマンションの一室で仕事をするイメージができなかった。
町に開かれ、外で近所の人と顔を合わせたら挨拶ができるような場所で本を作りたかった。

友達、その友達に連れて来られた人たち、仕事仲間たちが集まってくれて、耐震、床張り、ペンキ塗りなど、ほぼすべての作業を約半年間かけて行った。

夕方6時になると、遠くからの鐘の声が聞こえてくる。

ここで毎日、仕事をすることができて嬉しい。

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