モノホンの風

画像1 仙台駅から北へ10キロ、高校の同期とひたすら歩き訪れたるは、泉区のインド料理店「あちゃーる」。インド本来の様式に対して並々ならぬリスペクトがあるとみえ、ナンもスパイスも、また鶏肉以外の肉類もここにはいない。かの国で料理を学んだ以上、彼らが食べられないモノを提供しては申し訳が立たない!という信条があるという。それで東京時代から味を少しも変えずに貫き、在日インド人の方々からの厚い信頼を得ている。
画像2 食べ方の指南もシッカリ行なわれる。おかずもカレーも一緒くたに混ぜるべし。個々にみると薄味だったり刺激強めだったりとバラバラな味わいだが、混ぜると予想だにせぬサワヤカ・ハーモニーが沸き起こる。マスタードっぽい黄色ソースに浸かった豆ドーナッツも驚くほど美味。モノホンならではの風圧を堪能でき、張り切ったわれわれは退店後さらに10キロ強の道のりを歩いた。目下、スバラシク眠い。

I.M.O.の蔵書から書物を1冊、ご紹介。 📚 かくれた次元/エドワード・ホール(日高敏隆・佐藤信行訳)