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くいいじ

安野モヨコ先生のエッセイが好きだ。
推しに通ずるものがある。
良く言えば、どちらも取り澄ましていなくてセキララ、悪く言うなら下品すれすれである。
冒頭から失礼。
敵を増やす趣味があるわけではない。

しかし安野先生の漫画は、少々苦手なのである(重ねて大変申し訳ない)。
絵は非常に好きなタイプなのだが、ストーリーが当方の弱い部分に突き刺さる。
突き刺さってぐりぐりっと抉られる。
そこには触ってほしくなかった部分。
ささくれをゆっくり剥かれているような気分になってしまうのだ。
なんと表現するのか難しい感情。
切ないと遣り切れないともどかしいを混ぜたような。

唯一大丈夫なのが、「オチビサン」である。

「くいいじ」は、20年近く前のエッセイだ。安野先生も、当方も若かった。
食べ物と食べることに関する連載をまとめた一冊。庵野監督もちらほら登場する。

願うことなら、「くいいじ」の続編を読みたいのである。
あれから年を経て、食事の量も内容も当然変化したと推察する。
ニ〜三人用のパスタを独り占めしたがったり、豆腐三丁を一人で召し上がった時代から、今の先生がどうなられたのか。

年が3つしか違わないから、当方と身体の作りは大して違わないと推察する。
先生の胃袋と満腹中枢がどうなったのか。3年後の我が身の参考に、共に呑み食いが好きな人種として、ご享受頂きたい。 

ていうか!
noteに安野先生のページがあるではないか!今気がついた!SNSてすげぇな!
フォローフォロー……っと。
あ、去年の新刊買うの忘れてた。


推しは、ダブルチーズバーガーとポテトLにチキンナゲット15ピースを合わせる強者である。
当方、酒があっても無理かもしれない。
胃袋若いなぁ………。

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