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リボルバー・リリー

病院送迎のお供に、と読み始めたが、
年寄りの通院があっさり終わってくれた為、しばらく読みかけのままだった。
続きが気になって暴れたくなったので、
やむなく睡眠時間を削ることにした。
良い子は真似しないでね!

何も知らされぬまま家を出され、戻った目の前で家族を殺された少年と、身体能力抜群の謎の女が繰り広げる大逃走劇。
家族は何故殺されたのか。
何故自分たちが狙われるのか。
この女は誰なのか。
何故、命がけで自分たちを助けるのか。
荒廃した東京の街を、銃弾が飛び跳ねる。

主人公の彼らより、奈加がタイプである。
2番手、3番手ポジが有能なの、好き。

物理的にも精神的にも、強い女性が好きである。
男性は、柔軟性のある人が好ましい。
自分のことは、棚に上げる。
そりゃもう、スカイツリーより上の棚に。

実写版はまだ見ていないが、
ここはぼかすだろうなぁ、というシーンがいくつか描かれている。
痛みにどれだけ耐えられるか、が追い詰められる2人の覚悟や性格を表現してるとは思うのだけどね。
見るの楽しみ。

久しぶりに、北条司先生の「エンジェル・ハート」を読み返したくなった。
あちらは百合と似ているが、再生の物語だ。救いがある。

こちらは、滅びの入口がいつも彼らの真横にいる。
死にたくない、の意味合いが違う。
主人公なのに死んでしまうのではないか。
いや。絶対途中で死ぬだろこの展開。
そう思いながら、読み進めた。

百合が怪我した足を無理やりヒールに押し込んで、草履を履くよう止められ、
「あんな薄汚れたもん履いて死にたくない」と返す。
死ぬ気はないが、まぁ死ぬこともあるかもな。と本人が思っている。

主人公だと思っていたらあっさり死んで、選手交代になる系の話も嫌いではないが、
できれば最後までいて欲しい。
その後どうなったのだろう、と思わせてくれるラストが好みである。


去年、推しが漫画とコラボで曲を披露した。「しおあま Virtual LIVE 桜華祭編」というイベントだった。
VRは敷居が高くて、手を出しそびれた。
参加した方々のコメントを見ては、参加した気分になっていた。
根本凪を知らない人に、ちょっとずつ知られていくのが伝わってきて嬉しい。

いつか、何かの映画主題歌を披露する日が来るといいなぁ。
邦画でもアニメ映画でも、もちろんハリウッドでも良い。


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