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駒陸 2019-2020

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「駒澤大学陸上競技部後援会だより」写真班としての観戦記録です。選手と話をするのは、指導者、マネージャー陣が同席されているときだけ。それも「こんにちは。撮らせてもらってよいですか?…
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#出雲駅伝

とっておきの1枚 ~地元目線で楽しむ出雲駅伝~第6回

「出雲駅伝を表す1枚を見せて」~Twitter出雲駅伝コンシェルジュさんからのリクエストにお応えして選びました。「過去・現在・未来」を見据えた群像劇、届けー。 ★「とっておきの1枚」は「5人の物語」 第31回大会(2019) 5区 3㎞地点 「出雲駅伝24年分ギュッと詰め込みました!」 渡辺康幸さん(早大 第6回 6区区間賞) 藤田敦史さん(駒大 第9回 優勝メンバー6区) 竹石尚人選手(青山学院 第30回 優勝メンバー6区) 中村大成選手(駒大 初出場)  前回優

出雲にあって、全日本、箱根にないもの~地元目線で楽しむ出雲駅伝~

学生三大駅伝の中で一番「田舎」なのが出雲。伊勢路や箱根ではできない、田舎だからこそ出来る応援スタイルが「沿道の幟(のぼり)」。 大学や大会名の書かれた幟をコース沿道にズラッと掲げて、大会をもりあげるのが出雲スタイル。第33回大会は沿道での観戦自粛要請が出ましたが、幟の設置は例年どおり。どんな様子だったか、写真と動画でご紹介します。 ★地元が作る幟、大学が作る幟地元が作る幟 「出雲駅伝」のロゴと大学名がはいったもの。出場回数が多い大学ほど、黄ばんでいるのは、紫外線にあたる時

全国の人に見て欲しいところ ~地元目線で楽しむ出雲駅伝~ 第2回

そりゃぁ、もう一言でいったら「田舎なところ」ですよ。 ロケーションもですが、関わる人達も。何が田舎なのか、見てもらえますか? ★出雲駅伝コンシェルジュはこう伝えたよ ★田園風景が延々と続くMGC観戦の帰途、JAL機内から出雲駅伝の舞台を撮影しました。 トップの画像は、2区、3区、4区、5区の空撮。右側の白い建物が第2中継所となる「ゆめタウン斐川」 1区、2区、4区、5区、6区が写ってます。出雲ドーム見えますか? 出雲駅伝コースを作った「斐伊川」一番下の橋が神立橋、2区

親たちの出雲駅伝 #1

出雲駅伝当日の朝 8時にゴール地点の出雲ドームに行くのが、ここ数年のルーティンです。 出雲大社を模したゲート手前に立ち、奥の方でせわしげに準備をするスタッフを横目に、フィニッシュラインを眺めます。  しばし各大学のアンカーになった気分に浸っていると、入れ代わり立ち代わり写真を撮ったり、走ったりする人々が目の前を通ります。  カメラを2台ぶら下げているからでしょう、記念撮影のシャッターを頼まれる方がいらっしゃいます。ファンだったり、選手のご家族だったり。  思い出に残る1

親たちの出雲駅伝 #2

これまでの話 気持ちは解る! 私自身、家族の部活を万難排して応援した経験があります。陸上では無いですが、全国レベルの部活動をしており、8年間全国規模での応援追っかけをしました。  大会中の写真撮影は、主催者指定の業者にしか許されず、ましてやレギュラーメンバーではあるけれど、ベース部分を受け持つポジションなので、ほとんど写されることはなく、写っていても他の部員にピントが合っているというもの。  それでも、全力を尽くしている姿は、私が撮ることを許可されている大会では自ら撮影

親たちの出雲駅伝 #3

これまでの話 昔からの友人に会ったかの如く 2019.10.14 第31回出雲駅伝当日は、今にも泣きだしそうな「いかにも出雲」という曇り空。  例年通り8時過ぎに出雲ドームに到着。出雲大社型のゲートを、スマホ片手にジョグしながら走っていく人がいます。もしやと思い「Sさ~ん!」と手を振ってみたら、ビンゴ。  「息子の気分になって走ってみました」と。初めてお会いするのに、何年も前からの部活仲間という感覚です。自己紹介すらしなかったような。  息子さんも、息子さんの親友もア