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映画の感想

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感想 映画 『ウォルター少年と、夏の休日』

感想 映画 『ウォルター少年と、夏の休日』

(2003年/アメリカ/青春映画)

40年間蒸発していた大叔父2人。ある日突然彼らに預けられる少年が主人公。
預けられた理由がひどいもんで、叔父たちが持っている莫大なお金をどうにかもらえないかと考えた母の策略があった。
堅物な叔父2人は大いに反対するも、頑なな心も徐々にほどけていく。
そんな2人の若い頃のエピソードを聞いて、少年は徐々に自分の感情を表に出していく、といったお話。

母の抑圧下で自

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感想 映画 『トップガン』

感想 映画 『トップガン』

1986年のアメリカ映画 トムクルーズ主演

戦闘機パイロットの養成機関を青春群像として切り取る。
なので、敵機を落とすときに相手の家族を思い浮かべるような重た〜いテーマなどには触れはしなかった。

この舞台で、青年的な恋愛模様を描いたり、仲間を失う悲哀がまるで少年誌の1幕のように描かれたりするのはちょっとどうなんだろう?と思ってしまった。
こういう描き方もあるんだなーと思う。

アクションシーン

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感想 映画 『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』

感想 映画 『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』

(2017年/日本/ドキュメンタリー)

アメリカの統治下にあった時代の沖縄にいた瀬長亀次郎氏を追ったドキュメンタリー映画。

(あらすじ)
米兵による婦女暴行など凄惨な事件があり、米国への批判が高まっていた。
瀬長氏は、議員の立場で米国批判をし、民衆に寄りそう姿勢と持ち前の雄弁さによって民衆からの信頼を獲得していた。

米国はそんな瀬永氏に対し、新たな共産主義の指導者になりうる危険分子とみなし。

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感想 映画 『不都合な真実』

感想 映画 『不都合な真実』

(2006年/アメリカ/ドキュメンタリー)
アメリカ合衆国の元副大統領であるアル・ゴア氏による地球温暖化問題に関する1時間半にわたるプレゼンを映画にしたもの。

(あらすじ)
地球温暖化の問題は大まかに分けて2つ。

1つは温度上昇による生態系の変化。
疫病を伝搬する蚊の生存範囲よりも標高の高いエリアに都市を築く民族は意外にも多いそう。人間と共存するには危険度の高い生物はほかにもいるそうだ。

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感想 映画 『ダーティハリー』

感想 映画 『ダーティハリー』

(1971年/アメリカ/アクション)
クリント・イーストウッド主演

(概要)
正義感はあるが組織のしがらみには合わず、上司とぶつかる主人公。
タイトルの「ダーティハリー」と呼ばれる通り、汚い仕事ばかり担当している。

今回の犯人はスコルピオと名乗り、狙撃銃で高所から罪のない人を撃ち殺すサイコパス。現場には警察に対する挑発的なメッセージを残す。

組織や社会の規範によって思うように活動できない煩わ

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感想 映画 『イエスマン “YES”は人生のパスワード』

感想 映画 『イエスマン “YES”は人生のパスワード』

(2008年/アメリカ/コメディ)

▼あらすじ
仕事も恋愛もうまくいっていない中年男性の主人公。
個人融資をする銀行員である仕事柄、NOを突き付けるのがクセになっている。

クレイジーさを感じる友人から誘われた自己啓発セミナーで、質問にはすべて「YES」と答えるように言われ、ビックリするほど素直に従って生活してみるというお話。

最初こそホームレスにお願いされて、山奥まで車で連れて行ってあげたう

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感想 映画 『ねじ式』

感想 映画 『ねじ式』

(1998年/日本/漫画原作/シュールレアリズム)

▼原作漫画の背景
原作漫画は1968年、作者が夢の中で見た光景を作品にしたという短編。

痛快な物語でもなく、社会に訴えるメッセージもなく、ただ海でけがをして病院を探してさまよう男を描く。その過程で奇妙な街並みや建物を通り過ぎるというだけの漫画。
街並には元になるフォトアートがあるようで、印象的な背景はそれゆえ。

これが当時あまりに斬新だった

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感想 映画 『ボヘミアン・ラプソディ』

感想 映画 『ボヘミアン・ラプソディ』

(2018年/イギリス・アメリカ/伝記)
イギリスのロックバンド・クイーンのリードボーカルであるフレディ・マーキュリー氏の半生を描いた映画

▼あらすじ
- 学生時代の両親との関係性
- バンドの結成エピソード
- 作曲シーンやレコード会社のお偉方との衝突
- フレディ氏のセクシャリティに関連した恋愛の話
- メンバーとの衝突
- ソロ活動の不調
- エイズ感染
- 復帰と最後のライブ開催
といっ

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