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引き算コスメ

肌の悩みが消えるたったひとつの方法、それは、肌に一切何もつけない事。
医師・宇津木龍一氏の提唱する、
美容法だ。基礎化粧品は一切使用しないのが
原則なのだそう。
化粧水などは、水分を補うようでいて実は乾燥を招いている、乳液も然り。
粉を吹くようならワセリンを米粒大とり、伸ばして保護する。
洗顔は純石鹸をよく泡だて、顔に押し当てるように洗っていく。肌は自己回復を図ろうとして潤い、次第にきれいになっていくという。
お手入れはシンプルが性に合っているとは思うが、ここまで極めると実践するのはなかなか勇気のいる美容法だ…と思いつつ、1週間トライしてみた。
洗顔後のツッパリに耐えられず、宇津木流の美容法は断念することにした。いつもの日本酒化粧水で落ち着いた。
また、東京で予約の取れない整体師・朝井麗華氏は言う。
ステイホームはネイキッドで過ごそうと。ボディメイクのための矯正下着などは、血流を悪くし、痩身には効果を成さないそうだ。

裸で過ごすのはさすがにムリだけど、身体を締め付けないふんわりした服をまとい、ラクなスタイルで居るのが良いらしい。
そういえば、叶姉妹は普段裸で生活しているのだったっけ。
ドラッグストアにはごまんと化粧品が並ぶ。いずれの商品にも魅力的なキャッチフレーズが踊る。
そして私は選べなくなり、
おずおずと棚をあとにするのだ。
映画「スキャンダル」で、ニコールキッドマン扮するアナウンサーが、フェミニズムのために、スッピンでカメラの前に立ち、見るに耐えないなどのたくさんの非難を浴びるというシーンがあった。(ニコールキッドマンは化粧せずともじゅうぶんに綺麗だった)
女は化粧という武装をして、社会で闘わなければならない。女は女でいることを求められる。いったい誰のために?
美しくありたい。
それは、表面的・外見的な美でなくて、内側から溢れるような、そういう美しさが良いなと思うこの頃だ。

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