旅録@宮古島

秋深まりつつある10月半ば。
季節を取り戻すように宮古島を旅した。
メンバーは、50代と40代のオンナ度深まる4人組だ。
今回は神戸空港を起点に飛んだ。
2006年に開港した比較的新しい人工島の神戸空港は、コンパクトで使いやすい設計になっている。
旅行期間の天気予報は芳しくない。
雨や曇りの予報で、皆雨具を持ち物に含めていた。期間中は、その実ほとんど晴天で、気温は30℃前後の夏日に、外出に困らなかった。
平日にも関わらず、レジャーに出かける客で飛行機はほぼ満席。
なんて優雅な人ばかりなのだろう、と我が身も振り返り、束の間の贅沢に嬉しくなる。
さて、初めて上陸する宮古島。
その昔、サンゴが隆起してできたという楽園は、山や川がなく、水源は地下水とのこと。
サンゴで濾過されたまろやかな水は甘くおいしい。
見渡す限りののどかなサトウキビ畑は、どこか懐かしくあたたかい。
ゆったりと流れる時間をせっかちに
つかっていく。
砂の白さは、海の青を輝かせ、空の色と同じグラデーションを創り出す。
なんて美しいのだろう。
何度見ても違う感激が心を躍動させる。
美しい海の中の、鮮やかな魚達に
また感激。
ルリスズメダイ、カクレクマノミ、デバスズメダイ、ツノダシ、ムラサキメモンガラ、カラフルな生き物のパラダイスだ。

浜辺ではムラサキのヤシガニ?がこちらを警戒しながら覗いていた。

早朝から泳げる幸福と至福。
なんて幸せなんだろう。

また、宮古島には神聖なスポットが点在する。訪れるには日中のみ。
夕方を過ぎると悪い気配で体調を持ってかれるので要注意。
ヌドクビアブは空気感が変わるほど清涼で厳かな感じがした。


郷土料理もスイーツも堪能、夜は夜で夜更けまでおしゃべりに興じた。
女子旅は最高。
思慮深いメンバーが総結すると、怖い位に良いことばかりが起きる。

語り尽くせないほどの素晴らしい旅は、私のとびきりの人生の財産になった。

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