見出し画像

【英語表現】英語でお願いごとをしてみよう!

こんにちは、英語表現ライターのイミシンです。

さて皆さんは、仕事やプライベートで誰かにお願い事をする機会はありますか?

日本語でも相手との関係性やシチュエーションによって、トーンを変えてみたりしますよね。
例えば、相手が上司であれば「恐れ入りますが、この前の会議の資料をいただけませんか?」のように丁寧なお願いをすることもあれば、部下に対しては、「この前の会議の資料を送ってくれ。」なんて言い方をする場合もありますよね。

もちろん、英語でもその場に合ったお願いごとの表現があります。

今回はそんなお願いごとの英語表現に関して、いくつかご紹介してみたいと思います!

1.命令文

今回ご紹介する予定の表現の中では、一番強い部類に入りますね。"please"なども添えずに、単なる命令文としての依頼は、やや強めな印象を与えます。
ビジネスのシーンでは例え上司から部下への依頼であったとしても、時と場合を選んだ方がいいでしょう。
もちろん、自分より目上の人に対しては、使うべきではないでしょう。

"Write a report for tomorrow's meeting."
「明日の会議に向けて報告書を書いてくれ。」
"Send all the copies of candidates' resumes to my e-mail address."
「私のEメールアドレスに、全ての候補者の履歴書のコピーを送ってくれ。」

2."please"を使った命令文

次に、"please"が入った命令文をご紹介します。

命令文に"please"を添えると、丁寧な表現となり、よりフォーマルな場に合ったものになります。

ただしここで注意したいことが、"please"を添えたとしても、あくまで「命令文」であるということです。暗に、「やってもらうことを前提とした」表現になります。
従って、「やってもらえるか分からない場合」は、後述する"Could you ~?"や、"Would you ~?"などを使った方がいいでしょう。

なお、"please"は、文頭につけても、文末につけても問題ありません。

"Please call to Mr. Tachibana about our new strategy."
「我々の新しい戦略についてタチバナ氏に電話してください。」
"Pay attention to rapid fluctuation of exchange rates, please."
「為替レートの急激な変動に注意を払ってください。」

3."Can you ~?", "Will you ~?"

次に、疑問文としての依頼表現の中で、一番フランクな"Can you ~?"と、"Will you ~?"をご紹介します。
どちらかというと、"Will you ~?"の方が「やってもらえる前提」が強いですが、好みで使い分ければいいでしょう。

これらもビジネスなどの場面で使う際には、やや注意が必要でしょう。

"Will you reserve our seats for the next flight?"
「次のフライトのために席を予約してもらえませんか?」
"Can you buy a ticket instead of me?"
「チケットを私の代わりに買ってもらえませんか?」

4."Would you ~?", "Could you ~?"

次に、先述の"Will you ~?", "Can you ~?"を過去形にした、"Would you ~?", "Could you ~?"をご紹介します。

これらはより丁寧な表現で、今回ご紹介する表現の中でも、一番使いやすいのではないでしょうか。

"Could you ~?"の方が見かける機会はやや多いですが、これも同じようにお好みで使い分ければ大丈夫でしょう。

"Would you update the website by tomorrow morning?"
「明日朝までにホームページを更新していただけませんか?」
"Could you reply to me regarding the yearly budget?"
「年度予算に関して返信いただけませんか?」

5."mind"をつかった表現

"mind ~"は「~することを気にする」、「~することを嫌がる」という意味があります。
これを依頼の文章として、"Do you mind ~ing ……?", "Would you mind ~ing ……?"として使うと、「~することを嫌がりませんか?」→「~していただいてもいいですか?」と丁寧な依頼の文章になります。

2つを比べると、"Would you mind ~ing ……?"の方が丁寧度合いは高いですが、"Do you mind ~ing ……?"でも丁寧な質問になりますね。

ここで注意したいのが、この表現に対する答え方です。依頼に応じるときは、"No"を使います。
「嫌がるか?」という質問に対して、「嫌がらない」と答えたいので、"No"を使うのですね。
間違って"Yes"で答えてしまうと、相手の依頼を断ることになってしまいます。

"Do you mind giving feedback about my presentation?" - "No."
「私のプレゼンに関してフィードバックをどうかいただけませんか?」 - 「いいですよ。」
"Would you mind booking the meeting room on Wednesday?"
「水曜日に会議室を予約していただいてもよろしいですか?」

6.仮定法を使った表現

最後に仮定法を使った依頼の表現をご紹介します。仮定法には「もし~していただけたら、……」というニュアンスが含まれるので、とても丁寧な表現になります。

仮定法で使われる表現には、"grateful"「感謝している」、"appreciate"「感謝する」、"wonder ~"「~かどうか」などが使われることが多いようです。

仮定法は時制の選択など苦手意識を持っている人が多いのではないでしょうか?(私も苦手です。)
ぜひ今回の例文を覚えて、他の場面でも使えるようにしてみてくださいね。

"I was wondering if you could turn the air conditioner on."
「もしエアコンをつけていただけましたら幸いです。」
"I would be grateful if you would join the team."
「もしチームに加わっていただけましたら幸いです。」
"It would be appreciated if you could translate this chapter into English."
「この章を英語に翻訳していただけましたら幸いです。」

7.最後に

今回ご紹介した表現は如何でしたでしょうか?
基本的な依頼の英語表現をご紹介してみました。まずはこれらの表現を、状況に応じて使いこなせるようにしましょう!
今後、他にも依頼の表現はあるので、それを取り上げていこうと思います。

もし、他に取り上げてほしい題材がありましたら、ぜひコメントをお願いします! 

もしよろしければサポートをよろしくお願いいたします!皆様にとって有意義な情報をこれからも発信して参ります。