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ビビりのトリガーハッピーは虚空に逃げる【キャラピックのお話】 #4

前回からのつづき。今回がシリーズ最終回です。

ここまで3回に渡ってお送りしてきましたキャラピックシリーズ。
最終回の今回は、今後さらに上手くなっていくために、上手になりたいレジェンドを紹介していきたいと思います。

今回はエピローグも兼ねているので、さっぱり書いていきたいと思います。


1. 全レジェンド中最高難易度・ジブラルタル

まず何を差し置いても、このレジェンドを上げないわけにはいかないでしょう。

全シーズンに渡ってトップ環境を作り出し、特にオリンパスにおいては必須級となるレジェンド、ジブラルタル。
チーム全体に安全地帯を提供できるドームシールドを始めとして、戦いの起点作りや態勢の立て直し、追い込みから離脱まで、汎用性に富んだその性能は、競技シーンでも必ずといって良いほどピックされるレジェンドです。

その汎用性の高さ故、全レジェンドの中でもその使用難易度は最高峰と言われ、彼を1人前に扱えるプレイヤーが重宝される姿を、様々な大会シーンで見ることができます。

その難しさの理由は、複数の部隊が入り乱れることが多いバトルロイヤルにおいて、「自分たちのタイミングを図る」という非常に難しい判断を行い、気転を利かせなければならない。これに尽きると思います。

自分で使ってみて思うのは、相手にする時ほどジブラルタルは耐久値が高くなく、少しでも甘えたファイトをすればすぐにダウンし得るということ。
しかしその性能故、ファーストダウンだけは絶対に避けなければならず、常にクレバーであることを求められる。

トップ層のプレイを見ていると、その動きはもはや職人芸。そのくせ、プレイに派手さは出ず、後ろで黙々とチームを支え続けなければならないそのプレッシャーは、考えるに余りあると思います。

今まで私が挙げてきたレジェンド3人はすべて、前衛を担うことができるレジェンドですが、それは私が得意とする「撃ち合い」を最大限活かそうとした結果です。

しかしジブラルタルに求められるのは、常にチームを取り巻くあらゆる環境に目を配り、最善のサポートを提供し続けること。私が得意とするプレイとは真逆に位置するレジェンドなのです。

攻撃の中心となる前衛は、チームの行動方針を決めなければならない一方で、戦闘中は視野が狭くなりがちです。それをサブオーダーという形で支えるジブラルタルには、常に広い視野を持つことが重要です。

この「視野の広さ」が私にとっては非常に厄介です。
戦闘に熱くなるあまり視野が狭くなりやすい私には、どうしてもジブラルタルの強みを活かした動きができないのです……

自分よりもはるかに実力のあるトップストリーマーたちが、口をそろえて「ダイアモンドからマスターに上がるのは無理」と言っているところを見ると、それはもう並大抵の努力では難しいと思いますが、

仮に、ダイアモンド踏破を目指そうと思うと、ジブラルタルを扱えるようになるためのスキルはどのレジェンドでも共通して必要なはずで、避けては通れない道だと思っています。

今まさにカジュアルで練習しているところですが、やはりその難しさは群を抜いていると実感しています……。やはりチームにおける彼の重要性を誰もが理解しているからでしょう、フォーカスを受けての被弾率が異様なまでに高い。

いくらガンシールド+鉄壁持ちとはいえ、2人に集中砲火を浴びてしまえばひとたまりもありません。
シールドの存在に甘えず、常に一歩引いて冷静であること。心がけていきたいと思います……(気が重い)


2. 不屈の継戦能力・ライフライン

もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、そうです、私はサポート系のレジェンドがとにかく苦手です。

良くも悪くも撃ち合いにコンプレックスを抱き、それをある程度を克服した今、自分に足りないものは「味方をカバーする動き」。長い間ランクマッチをソロで回していた弊害ともいえるでしょう。

シーズン9現在、ライフラインは蘇生時のシールドが削除された一方、自身が単独で動ける状態のまま、味方2人を同時に蘇生するという強力な調整を受けています。
さらにレベル4バックパックを手に入れたライフラインは、まさに継戦能力の鬼。今季実装されたアリーナでは無類の強さを誇ります。

その回復能力に注目がいきがちですが、私が注目しているのは「ヒットボックスの小ささによる被弾率の低さ」と、回復能力が同居している点です。

ジブラルタルと同じく、一歩二歩引いて構える立ち位置が求められる一方、元小柄持ちというヒットボックスの小ささを活かして、前線でも撃ち合うことができるのです。

使ってみた体感としては、ジブラルタルよりも明らかに使いやすいと思いました。
やはり被弾率の低さからくる動きの安定感、まずはダウンした味方を起こせばいいという役割のわかりやすさなど、彼女から後衛を入門するのがちょうどいいように感じます。

ただ、味方2人をどうしても蘇生できず、ハイドせざるを得ない状況だと、彼女には一切の逃げスキルがないので、生存率が格段に下がってしまいます。

味方に付かず離れず、いかに効果的な支援を提供するか、またタイミングを見て前線に出ることを恐れないか。
やはり私にとっては、最難関のレジェンドの1人であるように思います。


3.    好きなレジェンドを使おうというエピローグ

最後になりますが、少しだけ私情というか、真面目なお話で締めたいと思います。

APEXは武器やレジェンドに様々な変更が入り続け、常に環境が変わるタイプのゲームです。

そうなるとやはり「トップ環境」と呼ばれる、今はどのレジェンドが強いとか、どの武器が強いという立ち位置は必ず発生します。
これは良いとか悪いとかではありません。必然的にそうなるのですから。

しかし、自分でAPEXを長く遊んできて思うのは、今自分が楽しいと思うレジェンドを使うことが重要、ということです。

各種動画サイトには、様々な情報が溢れかえっています。
「初心者はこれを使うべき!」とか「絶対にやってはいけない行動10選!」とか、よく見る見出しですね。

ですが、こう言った見出しの動画は良くも悪くも言い方が強く、プレイヤーの思考を均してしまう負の可能性があると感じます。
せっかく何百万人もプレイヤーがいるのに、全員が同じレジェンドを使い、同じチーム構成をしていたのでは、ゲームとして面白くない。

結局、自分が1番弾を当てられる武器が1番強いです。自分が1番上手く扱えるレジェンドを使うのが1番強いです。それが環境的に弱いと言われていても関係ありません。

自分が1番楽しいと思えるようにAPEXを楽しむこと。

キャラピックや武器選びに迷っている人には、ぜひ自分が楽しいかどうかを基準にしてみてほしいと思っています。


今回のシリーズはここまで。
ご購読いただき、ありがとうございました!

もしまだ前シリーズをお読みで無い方がいらっしゃいましたら、下のリンクからぜひ一度お読みください。

また、こう言った話題を聞きたいなど、リクエストもお待ちしております。お気軽にコメントくださいね。

それではまた次の記事でお会いしましょう。


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