【詩】夏至

変わらない太陽の確かさに照らされ
空っぽになった場所がひどく冷えてるの
立派な青空の誇らしさは
空っぽを痛く響かせて

残光残る空き教室にひとりいつ間にか
ひとりでは歩けない体にされたこと
出会ったことにごめんなさいするから
(生きてることにごめんなさいするよ)
もうどうしようもない

たったこれだけさようならを
さようならは再会
さようならは再会、かな
たったそれだけを夏の青空に奪われて

夕暮れのロスタイム迷子の雲が
遠くなった夢を思わせて
無関心虫たちのBGMが
あなたと生きた日々を思わせて
心の空っぽがしくしく痛むの
どうすればいいのか分からない
どこに行ってもあなたがいて
どこに行ってもあなたがいない
ここにはもう何も (ない)

また会えたら
また会えたら

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