【詩】踏み切り
ごめんなさいをちゃんと言えたらあなたは笑うかな
ごめんなさいって言うからちゃんと言うから
黒色ドス黒い緑色は仕舞うから
透明色の空気を撫でるようにちゃんと言うから
あなたがそばにいて欲しい
ちゃんと晴れてほしかったのに雨が容赦のない雨が
傘持たない体をしっかり濡らして濡らす
だからけっこう冷えて寒くてもういいやってなって
終わってもいいかなって思っている
晴れていたらあったかくてしあわせだよ
あったかいならしあわせかな
あなたにウソをついてもいいかな
あなたは鏡みたいに遠いからあなたは多分気づかない
あったかいウソをついてあなたが朗らかに朗らかに
笑っていたらうれしいんだと思う、
ちゃんと生きるってウソを吐く…
踏み切り手前であなたとさよなら
こっからはひとりずっとひとり
ほら満点のお星さまの仲間入りまで
言いたいことも言えぬまま
とぼとぼ零れ落ちるボクが笑ってる
雨はまだ降るいつまでも
温もりを疾うに欠いたこの身を止める
もうなんかいいやって思う
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