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ないものへのマインドフルネス

われわれには様々なないものがある

お金がない
ともだちがいない
たのしい時間がない
幸せと感じることができない
うまく仕事ができない
人間関係を作ることができない


できないことはとてつもなくすごい能力である
できないことをできるようにすることもひとつの喜びだろう

でもそれは刺激である
人生を作るものではない

ないものによって人生は作られる


なくしたもの
失ったもの
誰かの死
過ぎ去った時間
過去


なくしたものがあるから、あるものがある
それはそうである

だからどうだというのだ
なくさないように、しまいには増やすようにしたときにそれは領土拡大と変わらないだろう
領土を拡大したところで、幸せが増えるわけではない、次の領土がほしくなるだけだ

だったらかけているものを感じよう
それには愚かさやしんどさ、惨めさや、悲しさが伴うかもしれない
それでいい

その感情がある

感情だけではない、それがないからこそ、それ以上先にいけない世界がある
先に進んで、海をみたい、きれいな砂漠をみたい、色々な空想が働くだろう。
いけないから空想が働く、
実際に見て経験したことよりも、そっちの方が人生に与える影響は大きいかもしれない

ないものによって人生が作られて、やがて死を迎える

そしてその死がだれかの人生を形作る

手順

  1. 軽く目をつむって深呼吸

  2. 空気がからだに入って出ていく感じを追いかけよう

  3. 呼吸の感覚がある

  4. 体の中で固い部分を感じよう

  5. 固い部分に吸った空気を持っていき、固い部分から息が吐けていくのを感じよう

  6. いま、自分にないもの、あったらいいものを見つけてみて

  7. それが「ない」ことで、いま、あなたの気持ちはどんな感じですか?

  8. 「なんでないんだろう」「あればこんなことできるのに」「あのときこうしていればいまはあるのに」 色々な感情があるかもしれない

  9. その感情を眺めてみよう、雲が流れるように、そこにある感情がどんな形か眺めてみよう

  10. もしそれがあったらどんな感じがするだろうか

  11. 「喜びだろうか」「安心感だろうか」「心の余裕だろうか」どんな感じだろうか

  12. どんな感情の形をしているか感じてみよう

  13. ないときの感情、あるときの感情、どちらも感情の雲がある

  14. 二つの雲を同時に眺めて、深呼吸をしよう

  15. くもを眺めているときに深呼吸の感じに違いはあるだろうか、からだに力がみなぎって

  16. 再度、ないものを眺めて、体の中に発生するある感じを感じて深呼吸しよう

  17. そして、最後にゆっくりと体に力をいれて、ゆっくりと起き上がろう

次を担う世代のために、リモート稽古のために空手着や道具作成やリアルな稽古出張のために使います。