見出し画像

キャリアコンサルタント養成講座・応用実習全日程修了(トホホな日々)

情けない自分を再自認した日々だった。
約2カ月にわたり毎週一回通った「応用実習(実技)養成講座」全10回が先日終了し、無事に修了しました。

講座について数回記事にしましたが、この節目に振り返りたいと思います。


1.授業内容

この講座では「国家資格キャリアコンサルタント」受験の「学科」「論述」「面接」と三つの区分のうち「面接」に特化した授業となり、主にロールプレイを何度も行い面接スキルを身に付けるという内容。受験では対面で行われるため、通信ではなく通学を選ぶ方が多いようだ。
授業では基本的に受験対策とはいえ、カウンセリングの考え方、技法などのスキルを学びキャリアコンサルティングというものを身に付ける。
具体的にはキャリアコンサルティングのプロセス、システマティックアプローチ、自己概念、信頼関係構築(ラポール形成)などを学ぶ座学と実技(ロープレ)を交えながら経験を増やして面接のスキルを上げていく。また自身が行ったロープレを録音して文字起こしをする逐語記録も作成。
後半には論述の練習的なワークもあったが、あくまで考え方の練習で実際の受験に即した練習ではなかった。(このあたりはスクールによって違うと思う)
授業後半で修了試験という名目の皆の前でロープレをするが、この段階で受験で受かるようなレベルに達する人は少ない(だろう)。
しかし、スクールとしては後は“各自頑張ってね”というスタンス・・・
練習方法の例と言ってもクラスメイトでやるくらいしかアドバイスがなく、さらなる対策を希望する人のために有料の面接対策授業も用意されているのでスタッフはこの利用を促してくる。このようなカリキュラムなので仕方ないが、どうもしっくりこないままだった。

2.応用実習の感想

10回とはいえ毎回朝から夕方まであるので結構大変。ほとんどの方は仕事をされているので苦労されている方もいたようだった。
振り返ればそれなりの時間は費やしてきたが、それほど上達したとは感じない。始めはキャリアコンサルティング、カウンセリングということをまったく知らなかったので得た知識はそこそこあるがそれを実技での反映がなかなか難しい。
しかし、実際に対面で多くのロープレができた経験は大きいと思うし、わからないことや些細なことでも会話する人が周りにいるということは心強く、学ぶことが楽しめる一つでもあった。

あと感じたことは講師によって授業に違いがあるということ。途中違う講師が代行で授業を行ってくれたこともあったが、わかりやすさ、説明の仕方、説得力、考え方などかなりメインの講師と違うことがわかり驚いた。
またあるきっかけで一度他の地方の講師も授業もリモートで受けることができたが、これまた全く違う教え方で説得力の度合いや授業でうける影響が段違いだったことも印象深い。
こればかりはどうしようもないのかもしれないが、スクール選びは真剣にしても、講師のレベルの差が激しいと当たりはずれがでてくる。これはいかがなものかと感じたが、スクールはこんなものだろうか。
もう殆ど忘れているが昔デザインをスクールで学んだ時も講師によって様々だったと思い出した。

3.キャリアコンサルタントの資格を受けるのは間違いだった?(個人的な感想と気づき)

約2カ月間なので早いといえば早かった。
だけど、辛いことも多かった。これは性格的なものもあると思う。
基本的に人見知りなので大勢の中に入ってコミュニケーションをとるというのは気を遣うし、緊張もする。
あと、キャリア的に他の人は管理職だったり長くひとつのことをやってきたり、人事や人材サービス系で働いている人が多く、自分はといえば高卒だし、嫌なことから逃げてばかり。50歳を過ぎてラフラした人生で今やアルバイトの身。差が明らかでなんだか場違いな感じを受けていた。

授業は面接練習がメインなので大人しくしていれば時間が経つというわけでもない。(そもそもこんな人がキャリコンできるのかという疑問が・・・)
苦痛というほどのことは無かったが、ロープレ中に思考が停止して逃げ出したいと思うことも何度かあり、そもそも“面談、面接という作業(業務)に向いていない”と感じることが何度もあった。「この資格を選んだのは間違えた」と思うことも何度もあった。
暴露してしまうと、そもそも人の支援に興味があまりない。
(困っている人を見たら放っておけないという情はある)
では、どこに興味を持ったのかというと人の心理というところだろうか。専門的に心理学を学んだことは無いが興味はあるし、このnoteに時々書いているように仏教にも興味があり、人間とは何なのかということはよく考えている。なにか心理的なものを学び仕事に繋げることができるのなら試してみたい。
できることならセカンドキャリア(僕の場合はセカンドとは言わない?)として、生業にできないだろうかという思惑もあった・・・

そのように「向いていない」と思いつめ、ネガティブ感情に陥って、真剣にもう受験をやめようと思ったことが何度もあった。クラスメイトに話すと疑われたが事実なのだ。

そもそも動機が不純なのはわかっているが、授業が中途半端だったり、受験しないということが情けない、格好悪いなどと思ったりしたが、受験対策をクラスメイトと話したり、情報交換をしているとまたやる気が湧いてきたりした。
そうこうするうちに講座が終盤になり、ここまで来たら動機は不純だけど(笑)受験まではやる
合格後のビジョンが不明確なので志は低い。だけど、これからの勉強、受験を通して何か見えれば幸い。何も見えなければそれまで。という気持ちになったのが現在地だ。

たった2カ月だけど、授業内容もさることながら、いろいろなことに気づかせてもらった2カ月だった。
受験まであと3ヶ月。これまた長いようで勉強時間を考えると短い。そこへ向けて頑張りたい。

(2024.4.8一部加筆修正)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?