観る

ビジュアライゼーションのお話をした。

感覚的に「目に見える」ときに、人は「わかった」「面白い」を感じやすい。

たしかに、人は想像の中でしか物事をとらえられない(脳で構成することを想像というなら)。その構成能力は「観察」からしか生まれない。

そのお話をお伺いしていて、読解力が低くなっているのは、文を読まなくなったからでも、ゲームばっかりやってるからでもなく、「観察」する機会が少なくなったからだということを考えている。

観察は、同じ違う、色は?構造がどうなっているのか、動きがどうなっているのか、どんな関係性があるのか、音があるのかないのか?吟味していくことだ。

学校のひとつの役割って、「観察」の仕方を教えることがあるはず。でも、先生たちもなかなかよくわからないままやってしまっている。

言葉の根っこに「観る」ことがある。

物事を「観る」には、となりのトトロのメイちゃんみたいな眼になるとは、養老先生のお話だった。

無邪気に、夢中に、世界を眺めてみよう。

以下オマケ

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