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EMSi Fellow Community Magazine

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EMSi(Essential Management Science institute)Fellow Communityの皆さんの記事を集めました。 EMSi Fellowとは…
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2022年5月の記事一覧

なんのために勝つのか

『なんのために勝つのか』 廣瀬俊朗 2015.12 を読みました。 ラグビーに限らず丁寧に生きるための基本が書かれていました。 上の画像は本とは関係なく、田んぼの準備をしている所です。 勝つチームには大義がある。 このチームはなぜ存在するのか、という意義が共有できていること。 勝つチームには大義だけでなく、その下に次の三つが必要。 ・覚悟 大義のために日々地道な努力を重ねられるか ・ビジョン(目標と道のり) ・ハードワーク 著者の廣瀬俊朗氏が人生で大切にしていること

今、ドラッカーを学び直す

 マネジメントの発明者とも言われるP・F・ドラッカー。ビジネスマンであれば、読んだことはないかもしれないが、知らない人は居ないだろう。  岩崎夏海著『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(ダイヤモンド社)の刊行は2009年。私は実際には読んでいないが、アニメにもなるほどヒットした。一方、入山章栄氏による『世界の経営学者はいま何を考えているのか』(2012年)では、帯に「ドラッカーなんて誰も読まない!?」と書いてあって話題になった。良しにし

外所一石さん

外所一石さんの言葉「今、一番、地球が汚れている時代。」 これは希望の言葉です。 これからを良くする言葉。 なぜそのゴールを目指すのか。 この問いは大切です。 一番中心にある欲を見つけるのがコンセプターの役割。 私が自然の中で一番好きなのは蓼科の夕焼けと奄美大島などの海のサンゴ礁です。 東京の夕焼けも、東京の海もそれほど美しかったらいいのに、と思います。 一石さんの考える人望とは人に希望を与えること。 人に希望を与えたいというのは素敵な動機です。 地球46億年の中でいの

Time is life

社会は進むべき道(論語)と、目の前で何とかしなくてはいけないこと(算盤)で成り立っています。 例えば薬剤師としての日々の仕事は算盤で、健康の本質を考え実践するのが論語に当たります。 論語は大きな算盤。 大きな算盤は一人でははじけない。組織や社会が必要とされる。 学徒とは問いを持っている人で、文明を支えている。 ドラッカーの言うナレッジワーカーとマニュアルワーカー。 ナレッジワーカーの働き方とは問いを立てて働く人。 その仕事の目的は何かを考える。 コンセプトメーカーであり、

人の心に木を植える

『人の心に木を植える』 畠山重篤 2018年 「森は海の恋人運動」は平成元年(1989年)から始まっています。 気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山で、畠山さんたちカキ漁師による落葉広葉樹の植林活動です。 山の森 海の森 心の森 森には三つあるのです。 「森は海を 海は森を恋(こ)いながら 悠久よりの愛紡ぎゆく」  熊谷龍子 この本は森里海が昔から繋がっていることを伝えています。カキを通じてどのように世界が時空を超えて繋がっているのかが優しい言葉で詳細に伝わり、縁の深さに驚

時代から取り残されることの恐怖

久々に記事に対して思いを書きます。 “「乗り遅れることへの恐怖」というものは、今の時代、誰もが感じることです。「スピードを落として立ち止まったら、こんな経験もあんな経験もできなくなる」「こんなにいろんなことをすべきなのに、人生がムダになってしまうのではないか?」” 確かに私自身も恐怖を感じる部分があります。 とはいえ私はどんな生き方でも良いと思っています。もし日本の社会だけで生きていたらそのように考えることは難しかったかもしれません。 転機だったのは、青年海外協力隊と