小指

勝負しようよ歌って踊って嗜んで
皆が寝静まった暗がりで
君の番だけれど僕も番
見たいものには見せればいいだって
それらに向けている事なんて無いんだから
蹴っ飛ばした灰は舞って
着地に弾ける水面の飛沫
君を僕に思い知らせて
僕に君を分からせてよ
寝溜めして重たい足取りに
こなれない気持ち任せの足音
それでも一緒に踊ってくれないかい
暗がりにぶつけた小指にてってって


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?