今田孝志(日本プロ麻雀協会)

日本プロ麻雀協会21期後期入会。 主に麻雀に関して思いついたことを書いていこうかなと思…

今田孝志(日本プロ麻雀協会)

日本プロ麻雀協会21期後期入会。 主に麻雀に関して思いついたことを書いていこうかなと思っています。 歴史好き。読書好き。近鉄バファローズファン。なんちゃんて漢文。 Twitter @imdtks21 天鳳ID imadaT21

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これ以上簡単にならない!点数計算の覚え方

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第4回fuzzカップ振り返り

第4回fuzzカップもいよいよ決勝戦が間近。 3月16日(土)15:00から行われます。 決勝進出者は渋川難波さん。小川裕之さん。市井悠太さん。田口淳之介さんの4名。今から楽…

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クロスチェンジリーチ考

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第4回fuzzカップ観戦記 敗者復活戦

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同期猛者通信(21期後期)2023-12

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試合だけじゃない!実況・解説も面白い! 第4回fuzzカップベスト64

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-107,200点?! 痛恨の切り間違い

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同期猛者リスト(21期後期)

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第4回fuzzカップベスト128(勝手に)MIP!

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22期新人王戦振り返り(中島由矩さんへの感謝)

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同期最強は誰だ?(21期後期)

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これ以上簡単にならない!点数計算の覚え方

はじめにこんにちは。文系雀士です。

麻雀プロになり、Twitterを作ってタイムラインを見ていて、点数計算を覚えたいけど一歩を踏み出せない人がたくさんいることを知りました。
点数計算は覚えた方がいいです。例えば・・・。

という話は省略します。覚えたいと思っている人は、多分そんなことは百も承知ですよね。

ところで麻雀界はみんな頭良すぎです。東大をはじめ超一流大学出身者が多数いて、計算も滅茶苦茶

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中高年からの麻雀プロのススメ。パイロットを夢見た少年はどこへ?

中高年からの麻雀プロのススメ。パイロットを夢見た少年はどこへ?

(※この文章の文末部分以外は、2024年2月から3月にかけて書いたものです)

はじめに私が日本プロ麻雀協会のプロテストを受けたのは2022年。46歳の時でした。
プロテスト受験時点で、私は麻雀業界のことをほとんど何も知りませんでした。
麻雀業界無知ランキングがあれば、間違いなく優勝したと思います。
Mリーグを一度も観たことがないだけでなく、Mリーグの存在自体をほぼ知りませんでした。
(言われてみ

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9段階昇級!

9段階昇級!

特別昇級リーグは優勝するとC1まで上がれるので、スタートラインのE3からだと8段階昇級です。
9段階昇級しようと思えば、事前の準備が欠かせません。

雀王戦最下層Fリーグの最下位です。
第4節と最終節で-363.2ポイントを叩き出しています。
栄えあるFリーグ初代最下位であり、22期の逆雀王です。
雀王仲林圭さんから逆雀王今田孝志の間に、リーグ戦に出場する全協会員が収まるわけです。

勢いで事前の

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第4回fuzzカップ振り返り

第4回fuzzカップ振り返り

第4回fuzzカップもいよいよ決勝戦が間近。
3月16日(土)15:00から行われます。
決勝進出者は渋川難波さん。小川裕之さん。市井悠太さん。田口淳之介さんの4名。今から楽しみです!

第4回fuzzカップでは公式観戦記を書かせていただきました。
決勝戦前に振り返りのために全観戦記を読み直しました。
読んで思ったことは、

この観戦記者、下手すぎだろ

あまりの下手さに驚きました。
いや上手く書

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チャンロー決勝日記(安住太一さんへの感謝)

チャンロー決勝日記(安住太一さんへの感謝)

決勝進出なんてもう二度とないかもしれないです。
永遠に振り返っていたい気分でしたが、放送ではないので自分から見えない部分はわかりません。大きな展開は覚えていても、点棒の移動も覚えていない部分が多く、自分の手牌だって完璧ではありません。
しかも時間とともに更に記憶は曖昧になっていくでしょう。

なんとも残念だと思っていたところに、日本プロ麻雀協会22期後期入会の安住太一さんからDMをいただきました。

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同期猛者通信(自分バージョン)

同期猛者通信(自分バージョン)

手に入れたい勲章。それはこれ。

noteの連続投稿のバッジです。
12ヶ月達成でシルバーバッジ1つ目を入手済。
初投稿が2022年9月で、以後毎月投稿を続けています。
直近のちょっと話題になった『クロスチェンジリーチ考』が2024年1月なので、連続17ヶ月です。

あと1ヶ月続けると18ヶ月達成となり、2つ目のシルバーバッジが手に入ります。
これは是非とも手に入れたい!

いや、ごめんなさい、そ

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クロスチェンジリーチ考

クロスチェンジリーチ考

クロスチェンジリーチにパラダイムシフトが起きている。
その事実が観察されたのは、2023年12月20日に行われた第4回fuzzカップベスト16Aにおいてである。

考察に入る前に、私自身の立ち位置を明確にしておきたい。
中島由矩さんの先行研究において、クロスチェンジリーチに対するスタンスが3つに分類されている。
・ワクワク派
・エンジョイ派
・懐疑派

私は【クロスチェンジリーチエンジョイ派】であ

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第4回fuzzカップ観戦記 敗者復活戦

第4回fuzzカップ観戦記 敗者復活戦

久しぶりの非公式観戦記です。
第4回fuzzカップのベスト128A卓~C卓までは、非公式に私のnoteで観戦記を書いていました。
128Dから、ありがたいことに日本プロ麻雀協会公式noteで観戦記を書かせていただいています。

12月27日に2023年の最後のfuzzカップの試合が行われました。この試合ももちろん公式観戦記を書いたのですが、この日はいつもと少し違い、ベスト16Bに先立ち敗者復活戦が

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同期猛者通信(21期後期)2023-12

同期猛者通信(21期後期)2023-12

風の噂で聞いたと言いつつ、俺のことも書けよと要求するチャンピオンロード雀王シリーズのチャンピオン。

中島さん。私は同期ランキングをつけた覚えはないのだが??

前回は森さんがリスト入りを要求。

この3人以外にも、リーグ戦で会った時に「僕も書いてもらえるように頑張ります!」と声をかけられることもあり、私に認められようとする不思議なムーブが一部でありますが、そう言ってもらえるのは嬉しい限りです。

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試合だけじゃない!実況・解説も面白い! 第4回fuzzカップベスト64

第4回fuzzカップベスト64は10月11日に終わり、今はベスト32に進んでいます。
ベスト32からは、
現雀王・浅井堂岐さん。
現雀竜位・安藤弘樹さん。
fuzzカップ前回チャンピオン・二見大輔さん。
という名だたるタイトルホルダーがシードで登場します。
是非ご注目ください。

トーナメント条件戦はもうそれだけで魅力的で、どの試合も当然面白いのですが、今回は趣向を変えて実況・解説に注目したいと思

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一目瞭然!トーナメント条件計算メモ。今田システム??

一目瞭然!トーナメント条件計算メモ。今田システム??

「同一メンツで複数半荘打って、上位2名勝ち上がり」というトーナメント方式の条件計算に苦手意識を持っている方もいらっしゃるかと思います。

ところで私はfuzzカップの観戦記を書かせてもらっていますが、fuzzカップはまさに「2回戦上位2名勝ち抜けトーナメント」です。
まさかいないと思いますが、fuzzカップの観戦記を書いているくらいだから条件計算は得意だろうと思っている人がいれば、それは完全に誤解

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-107,200点?! 痛恨の切り間違い

-107,200点?! 痛恨の切り間違い

1年前、デビューして最初のリーグ戦の21期後期雀王戦第4節、3回戦でのことです。
ここで私は-107,200点分ともいえる痛恨の切り間違いをしてしまいます。

第4節開始前の成績は以下の通り。
第1節+70.4。
第2節-28.9
第3節+17.3

トータル+58.8の21位。20位まで昇級なので、まずまずのところにつけています。
ところがこの日の1回戦が3着-14.9。2回戦が4着-51.7。

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同期猛者リスト(21期後期)

同期猛者リスト(21期後期)

きっかけはこちら。

「もちろんです」
と引リツで答えましたが、そもそも「同期猛者リスト」なんて持ってません。
いや、わかってはいるんです。当然そもそもはこれ。

このnoteで同期最強として「北澤迅斗さん」を挙げました。
森昌弘さんはこれを踏まえて「自分も」と言ってきたのでしょう。

確かに森さんは北澤さんと同じく21期後期雀王戦E3リーグで2段階昇級を果たしました。2段階昇級をした同期は森さん

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第4回fuzzカップベスト128(勝手に)MIP!

第4回fuzzカップベスト128(勝手に)MIP!

第4回fuzzカップは、7月12日の対局をもってベスト128が終わり、19日からはベスト64に入りました。
ベスト128ではたくさんの名場面がありましたが、公式観戦記者の私、今田孝志が、独断と偏見で(勝手に)MIPを選出したいと思います。

第4回fuzzカップベスト128のMIPは!?








『發』です!
ん?
“Most Impressive Pai”(最も印象に残った牌

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22期新人王戦振り返り(中島由矩さんへの感謝)

アルパカこと中島由矩さんに感謝を申し述べたいと思います。

というと中島さんのnoteの読者の方や、私とのやり取りをTwitter上でご覧の方は「あのことかな」と思われる方も多いでしょう。

違いまーす。

中島さんがこのnoteで紹介してくれたように、私、今田孝志はfuzzカップの公式観戦記を書かせていただくことになりました。
ベスト128A~Cまでは私のnoteで非公式観戦記を書いていましたが

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同期最強は誰だ?(21期後期)

『俺だ!』

根拠のあるなしに関係なく、こう言えてしまえばそれが一番で、以下を書く必要も(読む必要も)ないわけですが、私の場合は銃を突き付けられてもそんなことは言えそうにありません。

では誰なのか?

そもそも麻雀というゲームは実力の判定が難しく、同卓していても対局者の実力は計りがたいところがありますし、下手をすると後ろで見ていてもわからないこともあります。

こんな風に書くと早くも予防線かと思

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