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味変

『星降る夜に』
吉高由里子さん、北村匠さん主演のドラマ。
原作は大石静さん。

物語が素晴らしいのは言わずもがな、脇を固める登場が個性的でいいんです。
(主題歌:由薫「星月夜」も抜群にいいです)

なかでも私の推しは、チャーリー。
出立はピンク色の髪、前髪を結んで、ふわふわのキャラクター。肩書きは添寝師。ナニコレ⁈な人物ですが、生い立ちや、生き方、信念がしっかりと設定されていて、演じる役者さんの優しい雰囲気も相まって、実にいいのです。

ピンク色の髪は、周りから見たら⁇な色。しかし、チャーリーはその色を「フォーエバーピンクだよ」と言い切ります…前向きすぎて痺れる‼︎

口癖は「イェイイェイ、ウォゥウォゥ」。
頭のなか、一年中春なんじゃないか?と思ってしまいそうですが、存在自体が春の精なので、
憎めない。そこにいるだけでハッピーオーラ全開なんです。
私の拙い説明では表せないのが、悔しいところですが、とにかく、その場を一気に好転させてしまう、味変の、魔法の粉的役割を果たしています。

誰にでも分け隔てなく、降らす魔法の粉。
涙もやがて笑顔になる。
物語が進むにつれ、その役割は大きく、そうくるかと仕掛けがしてあります。

日常で辛かったとき、チャーリーの口癖を言って、何度励ましてもらったことか。自分を鼓舞する素敵な魔法に私もかかりたかったんですよね。

物語は奇跡のラブストーリー。
乗り越えてなければならない辛さ、生きづらさもある。偏見や生と死、生々しさもある。だけれども、いつもそれに向き合っている訳ではないし、お腹も空くし、くっだらないことで笑ってしまうこともある。そんな誰にでも起こるかもしれない日常を応援してくれているような、このお話が大好きです。
(チャーリーは存在が妖精だし)

Tverの再放送で改めて見返し、心が潤っています。

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