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WOKE UP凄すぎるが、気になるバースがあって、これだけは言っときたい


XGはJ-POPでもK-POPでもない。
だけど、このWOKE UPで、最初っから気になってて、何度も聴き直した結果、やっぱりこれは言っときたい。

まず、英語がわからない、苦手な人が彼女たちの音楽を例えば、字幕なしで聞いた時、今回の楽曲で、誰でも聞き取れるワードがあるとすると、
TOKYOだったと思う。
JurinちゃんのラップにTOKYOを入れてくるのは、かなり、狙っていてあざといと思った。前のココナちゃんのバースからの絡みの違和感が半端ないし、というか、ここだけ全く角度が違うバースだし、突然ミニスカ履いて東京のビルの屋上から踊るシーンは、まるで東京から発信するガールズグループ感が出て誤解させる荒技。XGの世界観が宇宙にも関わらず、急にリアルに特定の国にピンを刺すところ、ここで東京アピールを差し込んでくるのはやっぱり媚びてる気がする。作り手のいやらしい意図が見え見え。
XGって、日本のガールズグループとは言ってない。ただ日本人7人のグループでどこの国にも属さない宇宙ガールズ。JとかKとかそういうカテゴリーを取っ払って、宇宙を世界観に持ってきたところに、とてつもないかっこよさがあり、潔よく、小気味良かったのが、どーした突然。XGは東京発信のグループではない。まして韓国にベースを置いて活動しているのだから、Seoulといえばいいものの、TOKIOと入れてくるのは、なんかね。都合よく、アメリカ、韓国、日本とたらい回しにする感じなのかよって、貫けとことん。ということで、ここだけが残念なポイント。

このあざとさに嫌気が刺すが、海外の人から見たら、日本人7人の女の子グループ。Tokyo→Japanはわかりやすい。日本人でも、なんか字幕があってもなくても、あまりに早いラップからTOKIOって聞こえたなって思うとなんかほっとするだろうし、こんなかっこいいグループが日本人なんて最高じゃんとみな思うはず。

私の考察なんだが、やっぱり、世界にあれだけのファンがいても、カルチャーを持たずして世界で勝ち続けるのは難しいということをサイモンさんも思い始めたのかなと。和とは言わないが、ホラ貝を吹いたようなサウンドを取り込み、Tokyoといえば、英語で歌っても、日本のガールズグループという印象を与えることもできるし、そもそもキャッチー。楽曲全体のコンセプトから、TOKYOは差し込む必要のないのに、あえてのあざとワードになってます。見え見えの構図が痛い。もっと嫌らしく言えば、日本からスタートするワルツ、今まで日本での活動はほぼしてきてないので、このTOKYOというワードを差し込むことで日本の新しいファン層を取り込む時に使い勝手がいいということなのか。

BE:FIRSTのMasterplan、Number_iのBON、XGのWOKE UP、
世界で活躍したいグループの共通項がくっきり見えた。
前者二つのグループは和のテースト取り入れながらも母国語メインで歌うスタイル。日本語のままでもビルボードにしっかりチャートインできる時代、英詞のみで突き進むXGが圧倒的な勝者になるのかよくわからない。一周巡って帰ってくる場所、ホームグラウンドは必要ないんじゃなかったっけ?だって、ギャラクシー生まれの宇宙ガールズなんだから。

ワルツを日本でスタートさせて、日本バージョンではなく、そのまんまの英語詞に字幕をつけて、日本の音楽番組で認知度を一気に掻っ攫い、XGを知らなかった人たちからすればとんでもない日本人ガールズグループがいたんだと驚きと共に賞賛しかなかったと思う。風と共に去りぬ状態の怒涛のXG ウィークだった。

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