他人に言える趣味
新年度、変わらず平日は毎日喋ってます。
ディレクター業が減って、ルーティン的には余裕ができたはずなのに、なんだかんだでバタバタと…
とんでもなく忙しい時期から体力が戻らないなぁという実感があるのは、年を重ねたからなのか、もっと違う部分に理由があるのか。
免疫力低下が原因ですよ、と以前お医者さんに言われた喉の不調が治りきらない。
喋りに不調が出ない程度でとどめているというのは、セルフケアができるようになった成長なのか、偶然か。
スースーする紫色のうがい薬は正義。
そんな毎日を過ごしていると、休みの日は家から出たくないけど、出ないのも性格的に精神衛生上よくない(と思っている)。
そしてふと考える。
「趣味が欲しい」
学生の頃から、プロフィールを書かなければならないシチュエーションで困るのが「趣味」の欄だった。
とにかく昔から、人に胸を張って言える趣味がない。
だいたい「温泉、ドライブ」を書いているけど…ご時世柄なかなかお出かけできなくなったし。
漫画はメインストリームの大ヒット作品ではなく、たまたま出会ったお仕事モノを読む感じ。
ドラマはだいたい深夜30分枠をTVerで観るくらい。
カフェに行くのは好きだけど、わざわざ遠出して…とか、新店舗開拓…というところまではなかなか行きつかない。
あとは…あ、あれは書くのやめとこ…
というか、この仕事をしていて「これが趣味」というと、その分野についてディープな知識を求められる場面が多くなってしまうので、特に公にすることへのハードルが高くなる…気がしているのだ。
なので、何かヒントになるものはないか、ついつい本屋さんを巡ってしまう。
そこで心ときめく本があれば買うし、そうでなければなんとなくトレンドをチェックして終わり。
今芸能雑誌はこの人が表紙なやつが多いなとか、自己啓発本はこういうのが流行ってるんだなとか、今度のドラマは原作が小説なのか!とか。
…そうなると趣味は「本屋さん巡り」なのか…?
あくまでも読書ではなく、本屋さんを巡ること。
うん、なんとなくしっくりくる。
これからそう書いておこう。