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付加1 八ヶ岳の山の紹介 冷山(米川さんの絵本)

冷山

北八ヶ岳には冷山(2193m)と呼ばれる山があります。
現在は「れいざん」と呼んでいますが、前は「つめたやま」と言っていました。ちょっと変わった呼び名の山です。
あまり登山者は登らない森林に覆われ、登山道もはっきりしていない山ですが、古くから大変貴重な山だったのではと思われます。
この山からは縄文人が使用していた石器の黒曜石が産出され、山麓には黒曜石の大露頭が沢山あります。日本でも数少ない石器の最終地になっていて、近くには黒曜石を細工していただろう冷山遺跡と呼ばれる場所もあります。
大露頭にも古代人が採集したのではと思われるような岩頭の後もあります。
八ヶ岳の山麓には沢山の縄文人の遺跡がありますが、この遺跡も冷山からの黒曜石の産出によるものではと思われます。
古代は古代人で大変にぎわった山だったでしょうけれど、今は静まり返った山になってしまいました。
黒曜石はガラス質の冷たい石なので、この石が沢山埋没いている所から冷山と呼ばれているのではないでしょうか。

解説

信州ウソくらぶ2017(平成29)年3月1日 掲載文を修正加筆。
Saitouです。「信州ウソくらぶ」は、有志による機関紙(月間)です。米川さんは「北八ヶ岳だより」として掲載していました。八ヶ岳の山々を説明しましょうとご提案いただき、修正加筆して掲載いたします。

黒曜石とは

黒曜石(黒耀石、こくようせき、英: Obsidian)は、火山岩の一種、およびそれを加工した宝石である。岩石名としては黒曜岩(こくようがん)という[4]。英語名の「オブシディアン」は、エチオピアでオブシウス (Obsius) なる人物がこの石を発見した、という、大プリニウスの『博物誌』の記述による。(ウィキペディアより)

八ヶ岳山麓では昔、冷山をはじめ多くの所で黒曜石が転がっていました。Saitouも幼い頃遊びに行き、黒曜石をたくさん拾って帰っていました。数十年前は道にゴロゴロ黒曜石が落ちていました。

大露頭とは

露頭とは
露頭(ろとう、英: outcrop、英: exposure)とは、野外において地層・岩石が露出している場所。(ウィキペディアより)

大露頭という言葉を使います。大規模に地層や岩石などが露出して見える場所です。

八ヶ岳の説明は
「八ヶ岳 (米川さんの絵本校正中)」に掲載しています。


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