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高額医療控除 なるほどね

トップ画像はみんなのギャラリーからお借りしました。かわいらしいですね。仲良く並んで歩いています。
みんな仲良く年末に向かって歩いています。歩いているといえば、年末調整、確定申告の準備。そんな時節となりました。

入院して知った高額医療控除

今年は虫垂炎の手術をいたしまして、入院した時に看護師さんから「高額医療控除は受けられますか?」と言われ紙を渡されました。
そのときはじめて知りました。高額医療控除。そしてこれが半分自営業の私にとっては救いのものでありました。

入院した時、給与に応じて入院費用が限度額以上払わなくてよいのだそうです。そして知りました! 年間所得ではないのです。
ちなみに国民年金、国民健康保険も所得に応じての同じ等級区分になっています。ここがミソでした。

甲欄の報酬金額は低く抑えたほうがよいと知った

もしも私が国民健康保険にはいっていた全額青色申告者であった場合、限度額が高くなってしまうのです。
たとえば、報酬月額27万円未満の方は57,600円を超えた分は支払わなくてよい。報酬月額27万円以上〜51万5千円未満の方でも80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1%。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3030/r150/

でも国保の場合は、145万円以上ならば、80,100円+(総医療費−267,000円)×1%。つまり社保の報酬月額51万までの等級と同じ額なのです。
国保だと380万円以上は167,400円+(総医療費−558,000円)×1%。これば社保の報酬月額51万5千円以上〜81万円未満の方と同じ算出方法。
https://www.city.sado.niigata.jp/l_guide/c_system/kokuho/k_s02.shtml

もちろん役員報酬としてもらっている場合は、月々の社会保険料は雇用されている人たちの2倍。会社分も結果自分が支払っているようなものですが、でもそれは経理としては会社の経費。
私自身も、全額青色にして国民年金に加入しようか、夫の会社のお手伝いさんをしてほんのすこしの役員報酬をいただきながら厚生年金社会保険に加入し副業分は手間がかかるけれど確定申告にしようか、などなど迷っておりました。
ただ、社会保険事務所の方や会計事務所さんに寡婦控除とかメリットもあるから社保にはいっていたほうがよいよと言われ、なんとなく夫の会社で働くのが甲欄(主の収入源)にして社保に加入しておりました。
自分で起業される方も多いと思います。副業とかも推奨されています。
でも、ちょっと知っている知らないだけで、思わぬ病気などの時に大きな差がでてくるのだと。実際に経験して、やるなら青色よりも法人登記して仕事していったほうがよいと思いますし。
社保にはいっておいてよかったなあ、自分の役員報酬を低くしておいてよかったなあと思ったことがあったのでnoteに書いておきます。

ちなみに、もうひとつの私の経験談として、元気なうちは役員報酬高くして、無理してでも会社からの社保支払い分も多くしておいてもよいと思います。国民年金よりも多少は年金額が多くなりますし、会社経費になります。
で(笑)、ですね。
あくまでも自分の経験ですが、そうそう自営など最初は軌道にのるはずもなく、未払い報酬とか役員借入も多く膨らみます。自分の会社に自分が貸している状態。
それが膨らんできて、でも、お仕事というものはコツコツ一生懸命一心不乱に真面目にやっていて我慢を越えることができると、そろそろ機械類等の投資にも費用はかからなくなり、無理なふるまいもしなくなり、身の丈の仕事ができるようになってくれば、そこで役員報酬の等級を半額以下にしてでもよいのではと思うのです。役員報酬など結局、もしも銀行からの融資を受ける時とか等の信用調査で使われるものだけですから、特に高い必要などもなく。
未払い分を会社から返してもらい、その分を貯蓄するという方法もよいと考えます。
もちろん報酬額を高くして高額の社会保険料を支払い続けても余裕のある人はもちろんよいでしょうけれど、、、年金は年とってからも払う事も良いのでしょうけれど、、、、
自分の父親のようにほとんどもらえずに死んでしまう可能性もとても高い訳です。父方の体質を自分は引き継いでいますので長生きはできるかどうかもわからず(笑)
あれやこれやと、とらぬ狸の皮算用をしている次第なのでした。

と、お話は長くなりましたが、結論。
自営業さん、法人登記したほうがお得かも。そしてある程度年をとってきたら生活できる程度の標準報酬月額に落として、副業分は確定申告にしておくと、入院しても高額医療費が差がでてきますよ、というお話でした。
実質自営で仕事できなくなった時の出費などは重大な問題でありますもの。

ちなみに今年は3回入院いたしまして、1回目は高額限度額に達しておりませんでした。この分と通院費(歯医者さんも含めて)を合わせると10万円を超えます。この分は確定申告で医療控除申請できるはずですよね。
きちんと払うものは払っております。還付してもらえる分は還付してもらわなければ、と。なかなか控除は自動的にしていただくのですが還付は申請しないと戻ってこない、そこがミソではありますが。

そんな12月の下旬です。来年度の役員報酬額決定とか、おもいきって来年から独り法人登記をしてみよう、とか。そんな、特に頑張る女子にお役に立てれればと思います。
(女子って偏見だといわれるかもしれませんが、子育て中のお母さんとかでスキルのある人などの目に留まればと思い、あえて書きました)


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