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紅葉🍁×動物園🐘ってサイコーだ!

東京の気温は、最近の暖かさをグッと下回る最高気温だったこの日。寒さへの懸念もあったけれど、思いきって動物園のオンライン予約をしてみた。
入場料は都営というだけあるのか、大人600円!
行ったことないけど、上野動物園と同料金。
決済完了メールが届き、入場ゲートでリンク先のQRコードを読んでもらう仕組み。

応募完了のスクショ

ただ、行ってみて戸惑ったのは、現場ではまだチケット購入が主流のようで、『QRコードの方はこちらへ』みたいな案内を見つけられず、若干右往左往(´・ω・`; )
直接入場ゲートに行き、メールのリンクから人数分のQRコードを読み取ってもらえれば入れるのだけど、ちょっとだけ混乱……

エントランスでは象が迎えてくれるゾウ

多摩動物公園
電車やモノレール駅からも近く、車でも最大1600円の駐車代金で1日停められる。
わたしたちはちょっとだけ離れた『1日500円』の看板に釣られて、そちらに駐車。一応停める前に、『1日500円ですか?』と訊ねると、『そうです~寒いからね~』と言われたけど、時季によって価格変動する駐車場なのかもしれない。
測ってはないが、動物園までは歩いても10分も掛かっていない体感。

多摩動物公園のサイトからは、園内マップも確認可能。紙のマップも置いてある。カメラじゃなく、スマホで写真もたくさん撮るわたしは、紙のマップをみてルート決めしてました。
この日の歩数は17000歩弱。普段10000歩も歩かないこと、丘陵地にある多摩動物公園は坂道もたくさんあるのでウォーキングシューズがおすすめ。

園内マップの一部分

まずは正門から左側のルート(アジア園)から攻める。
時期的に紅葉がきれいで、丘陵地という特徴もあり、上からの一望も楽しめる。
曇っていた空に晴れ間が徐々に広がってきてくれたのもありがたい(^人^)

地図左上から見下ろせるアジアゾウエリア
道中は紅葉を堪能
みはらし広場からの一望
大きな切り株の上からパシャリ

アジアゾウが見られるみはらしデッキへ。
とても仲良さそうな二頭♡
過去にスリランカでのサファリツアーで、野生の象に出会った時は守るべきものがあったのか、とても怖い印象が強かったアジアゾウ。距離を保つことも必要なんだよね、と改めて実感。

ここでは少し距離あるけど、ほんと仲良さそうでした♡

温かい飲み物は水筒に持参してたのだけど、食べ物は皆無。正門付近にカフェあったなぁ、と腹ごしらえとアフリカ園にあるライオンバスに乗りに一旦戻る。食べ物持参は必須だなぁ、と感じるものの、野生のカラスが結構いるので注意が必要そうだ。
カラス的には展示されてる動物のエサを狙ってるのかな?と思うけれど、用心しといて損はない。

あとで分かったことだが、ライオンエリアにもレストランがあり、メニューはそちらの方が充実。
正門そばのカフェでも食べたのだけど、ちょっと物足りなかったのでそっちでも一皿をシェア。満腹です。

カランガというケニアの料理
トマトベースのさっぱりとビーフのこってりとでおいしさアップ↑

今度は正門右手にあるアフリカ園へ。
まずはライオンバスのチケットを購入する。これは入場料とは別料金。大人はひとり500円。
12分おきに出発するので、もしかしたら希望の時間で先に買っておく方がよかったのかもしれない。
わたしたちは2本あとのバスのチケットが購入できたので、混み具合にもよるだろうが、そこまで待たずに済んだ。

ライオンバスステーションやサファリ橋からライオンがいるエリアはそれなりに見ることはできる。より間近でライオンを感じたい人はぜひバスに乗るのがオススメ。
バスの側面に、お肉をぶら下げて(付けて?)くれるので迫力のガオー(`□´)が見れます♪

サファリ橋の上から見えるライオン
さすがネコ科、くつろいでます^^

バス待ち時間の間に、アフリカ園の他の動物たちを見る。
アジアゾウとアフリカゾウの大きさの違いにビックリ。正門で待ち構えるのはアフリカゾウだ。
アフリカゾウの方が大きいにも関わらず、展示スペースは明らかにアジアゾウの方が広い。展示されている頭数にもよるんだろうなぁ。

ヤドリギがたくさん!
国内では繁殖数1位の多摩動物公園のキリン

乗車時間まで15分を切ったので、バスステーションの方へ移動する。
道中、バスに乗りたくない!!と駄々をこねている少年発見。急にライオンが怖くなったのだろうか。呆れもせずに優しく接するお母さんが菩薩様のようだと感心する。

チケットを買ったときに、『10分前に出発ロビーの階段付近でお待ちください』と言われたものの、既に前の便のお客さんとわたしたちの便のお客さんで階段が半分埋まってた。
エレベーターで下へ降りたのに、結局半分階段を登ることに…(|| ゜Д゜)

ライオンバスは一台に20名ほど乗れそうだった。
10分ほど待ち、乗る便の3番手で待ってることに気付く。案内を待っていると、先ほどすれ違った少年が、今度は階段下で駄々をこねていた。
わたしたちと同じパターンで、一旦エレベーターで下まで降りたのだろう。この列に並ぶために階段を戻って上に行かなくちゃいけないことに対して、どうやら『階段を昇る=家に帰る』と勘違いしてたらしい。ライオンは平気になったのに、どうして家に帰るんだー!!って、そりゃそうなるよね(´・ω・`; )
だけど、ここでも怒らず、周りの目も気になるだろうが、息子に堂々と向き合うお母さん、素晴らしい。

アトラクションに乗るような感じで、ガラスの向こう側に待機するバスのすぐそばまで移動する。家族やグループごとに順番に車内へ案内され、ハワイの観光バスみたいに、前向きではなく横向きに座る。勝手にちょっとしたリゾート気分を味わう。季節が真夏なら、もっと感じただろうか。
しかし、ここは肉食ライオンのエリア。
バスがそのエリアに出るのも、二重のゲートを越えてからだ。そう、間違いが起こってはいけないのだ。
自分の気持ちとは裏腹な堅固な設備にキリリとする。

サファリ橋から見えるライオンエリア

コースは何周かしてくれて、向きも替わるので、どちら側の席が良かった!とかはない。もちろん、ライオン次第なので時間帯とか気温とか、そういうので見向きもされないタイミングは、悲しいかな、あるかもしれない。
わたしたちの時も、1匹だけいるオスライオンは遠くにいたままだったし、エサに飛び付くメスライオンも同じ個体だけだった。きっとサービス精神旺盛な1匹なんだろうな。構ってくれて、ありがとう☆そう言いたい。

バスに付いたお肉を食べに近寄ってきたとこ

迫力あるガオー(`□´)が一瞬見られて、大きさも感じられて、遠目からでもオスライオンのたてがみがおなかまであるんだと気付いた。そんなライオンバスだった。
長くはない時間だったけど、久し振りのこういう経験。たまにはいいもんだ。

真っ赤だな~真っ赤だな~🎶

日が沈みかけ、少しずつ冷え込んでくる中、最後は正門すぐ右手にある昆虫館に。季節を問わず、蝶が舞っているという情報を事前に得ていたので、怖さもありつつもドアを開けてみた。

撮りなよ、といわんばかりに目の前に飛んできてくれた

ドアを開け、のれんのようなカーテンのような幕をくぐると、外よりも格段に温かい南国が広がる。ダウンを着てるわたしたち、場違い…(´・ω・`; )
夕方という時間帯もあったからだろう。どちらかといえば、羽を休めている蝶が多かった。
木の葉っぱで眠る蝶を初めて見て、蝶も鳥のように木に帰るのね!となんか感動する。

見えないけど、この木にたくさんの蝶々が

この温室の外でも、別の虫もたくさん展示されている。
平日ならグローワームという、オーストラリアの洞窟で見られる発光生物も見られるそうだ。暗い中で発光を見るので、虫そのものを見るという感じではないはず。
かつてオーストラリアで見たあの発光をまた見られるんだ!と心躍るものもあったけど、残念ながら週末に行ったので見られず……

久しぶりの動物園は、むしろ人間が展示されているんじゃないかと感じるような場面もちらほら。
常同行動がみられる動物もたくさんいた。
お猿さんは毛が薄くなっている個体もいたし、動物園が整備されているとはいえ、やはり自然とは異なる環境にいるストレスはゼロにはならないだろう。

からりと。そして彩もあざやか~

人間にとってのエゴでしかないんだろうけど、それでもまた次にここへ来るときは、カラッとして、彩あざやかな、この紅葉時期がいいな、と思う。
生涯見られることのない動物を、こうして間近でみられる環境にあるのは本当に有り難いことだ。


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