ムーンショット計画

アシュタールさん、アシュタールさん。ムーンショット計画について教えてください。私は今までムーンショット反対派だったんですけれど、敬愛する師匠がムーンショットはそう悪いものというわけじゃないということを言っていて、師匠が言うならそうなのかなぁ？という氣にもなってきました。

でも私はロボットになるなんてまっぴらごめんです。

アシュタールさん、ムーンショットについて教えてください。

「こんにちは。今日はまた可愛らしい質問ですね。あなたに愛をもってお伝えします。ムーンショット…も好みの問題です。

調子が悪くなった臓器を3Ｄプリンタで作り替えることができたら、嬉しいと思う人もいます。自分の記憶、を脳という臓器ではなくデジタルデータとして残しておけたらずっと自分が存在すると思う人もいます。

そしてあなたのように、機械になるなんてまっぴらごめんだという人もいます。ムーンショットは好みの問題ですが、正しいことを知らされないまま選択させられる、もしくは選択の余地がないまま流されていく、というのは問題があるかもしれませんね。」

なぁんだ、そういうことか。ところで月って人工衛星なんですか？

「人工衛星だと思っている人の世界では月は人工衛星です。そうではないと思っている人の世界では、そうではない月も存在します。月が二つある世界に生きている人もいますし、三つある世界に生きている人もいます。人の世界はそれぞれ違うのですよ」

それはパラレルワールドってことですか？

「こういう概念の一部をパラレルワールド、という言葉で説明している人もいます」

なるほどねぇ。