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(2/3締切)【企業からNPOに転職をしたい人にオススメ求人】東京大学基金ファンドレイザー

東京大学基金のファンドレイザー職が募集されているのでご紹介します。未経験OKの職種もありますので、企業からNPOにファンドレイザーとしてキャリアチェンジしたいという方や、ファンドレイザーの勉強をしていて実践の場に挑戦したいと思っている方は是非チェックしてみてください。

大学のファンドレイジングの流れは国立大学がリードしている

大学のファンドレイジングの注目度は年々高まっています。というのも、国から大学運営に対して交付金や補助金がだされているのですが、年々この額は削減されているため、大学自ら外部資金を獲得する必要性が高まっているからです。

日本ファンドレイジング協会の大学チャプターの記事を見てみましょう。「大学寄付を取り巻く環境」として2020年6月に「高等教育機関(大学)における新型コロナウイルス感染症に関する寄付募集の状況」の記事を公開されています。

調査結果によると、2020年のコロナ禍において募金活動をした大学を国立・公立・私立で分けて傾向をみています。これを見ると、「国立は70%の大学が寄付を募集しており圧倒的に比率が高く、公立は15%、私立は11%」と国立大学がファンドレイジングという面では熱心に活動をしていることがわかります。

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(JFRA大学チャプター緊急調査より抜粋 https://jfra.jp/fundraisingjournal/3547/)

そして、寄付の決済方法も力の入れ具合が反映されていて、国立大の決済手段ではクレジットカードが最も多く、93%。公立のクレジットカード決済は36%と低く、私立は80%となっています。これに比例して、Web申込フォームが利用可能な大学は、国立98%、公立57%、私立85%の結果でした。

これからの結果からも、大学のファンドレイジングは国立大学がリードしていると言ってもいいでしょう。

求人内容

ファンドレイジングに力をいれている国立大学の中でも特に熱心に活動をしている東京大学基金で職員の募集がされています。

◆求人1:特任専門員(特定有期雇用教職員)2名
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400152866.pdf
(職務内容)
・大手企業を対象とした寄附募集等、外部資金の獲得についての企画・開発並びに渉外活動
・個人・諸法人を対象とした寄附募集等、外部資金の獲得についての企画・開発並びに渉外活動
◆求人2:特任専門職員(特定有期雇用教職員) 1名☞★若手未経験OK!!
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400152862.pdf
(職務内容)
・東京大学基金における寄附募集事業等、外部資金の獲得についての企画・渉外活動
・シニアファンドレイザーのアシスタント業務

求人内容をみると、「大手企業を対象とした」というのが、特徴的に感じます。これについて次に見ていきましょう。

東京大学基金の寄付の規模と、求人の背景

寄付の実績が紹介されているので見てみると、2019年度の寄付総額は41.7億円でそのうち94%の39.4億円が目的指定の寄付です。

目的の内訳もサイト内で説明されており、78%が教育・研究支援/寄付講座・寄付研究部門への寄付になっています。おそらく企業の事業領域に関わる研究への寄付がされているのかなと思われます。

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そして、寄付者の内訳として35.8億円が法人からされています。399件なので、平均すると898万円となります。高額寄付であることがわかります。

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さらに、ドナーレンジも掲載されており、法人で多いのは1000万円が229法人もあり、数も金額もボリュームゾーンがこの高額帯になっています。

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そこから推測すると、この職では、「1000万円以上の大口寄付をしてくださる企業をまわり、教育・研究支援に関連するニーズをお伺いして、寄付に結びつける」ことが主な活動になるのではないでしょうか。

個人寄付も様々な工夫が

法人寄付が主にはなりますが、個人寄付も5億8千万円もされています。Webサイトの「寄付のしかた」をみると、様々な寄付ができることがわかります。携帯電話料金決済、キャッシュレス決済、古本での寄付なども取り入れています。定期的な寄付も毎月・年2回・年1回と選ぶこともできますし、株式等の寄付も珍しいです。さらに「おつりを寄付する」とありますが、これは同窓会の会費の一部を寄付するといった同窓会の幹事向けのメニューなど大学独自のものもあります。

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(東京大学基金Webサイトより抜粋)

また、「プロジェクトを探す」という機能があって、クラウドファンディングのように使途を指定して寄付することもできるようになっていて、掲載プロジェクトも多いので、関心に沿った寄付ができるようになっています。

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(東京大学基金Webサイトより抜粋)

企業からの転職に適した求人

このように、東京大学基金は個人・法人と既存の寄付者が多くいて、様々な仕組みや体制も整備されています。ですので、多くのNPOのファンドレイジングのように、団体や活動を知ってもらい、寄付者がいない状況の0からスタートではなく、ある程度素地が整った状況でのファンドレイジング活動となります。こうしたことから、企業で法人や個人向けの営業を経験したことがある方であればそのスキルが活かせる可能性が高いです。給与レンジも国内のNPO法人と比べると高いです。

また、資格・条件のところに「寄附募集活動などファンドレイジング業務に従事することに強い意欲を有する者」とありますので、たとえファンドレイジング経験がなかったり、研修受講だけだったとしても、実践を積みたい意志が高ければ十分挑戦できるのではないでしょうか。

大学の寄付最前線を走っている団体でのファンドレイジングの経験は、その後のキャリアにもつながっていきますので、企業で働いている人が、NPO業界にはいる入口として適した職だと思います。

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noteを定期的に書きます!といざ宣言しても書けなくなってしまうことありますよね。私も同じでした。でも、ある時を境にnoteを継続して書くことが苦痛ではなくなってきて、むしろ書かない方が気持ちわるくなりました。2年で100本以上記事を書いてきたのですが、こうしたモードになると案外簡単に続けることができます。note依存症(笑)になるためのコツや考え方をマガジンでお伝えしていきます。



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今給黎 辰郎(いまきゅうれい たつお)
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