見出し画像

オンラインでファンになってしまう7要素~PUBGとゲーム配信サイト「Mildom」からわかったこと~

以前noteでオンラインゲームのPUBG(PLAYERUNKNOWN‘S BATTLEGROUNDS)をプレイして、オンラインでもぐっとくることについてまとめました。今日はその続編で、オンラインでのファンづくりのポイントが見えてきたのでまとめてみました。

PUBGとは:PLAYERUNKNOWN‘S BATTLEGROUNDSはバトルロイヤルゲームです。孤島で100名ものプレイヤーが様々な武器と知恵を使って、最後の一人として生き残る瞬間まで戦います。プレイヤーは段々狭くなる安全地帯内で、ランダムに配置されている武器や車両、装備アイテムを駆使して“最後の一人”になるために命をかけた緊張感あふれる荘厳な戦いを勝ち残ります。(http://pubg.dmm.com/about より抜粋)

関心が高まってくると情報が欲しくなる

前回の記事を作成した以降もPUBGを続けておりまして、だいぶ慣れてきました。即死することも少なくなり、周りの風景を見る余裕がでてきました。

画像1

そうなってくると、もっとうまくなりたいなと思ってきます。いわゆる「はまってくる」のですが、そうした人むけにYouTubeでいろいろな情報が提供されています。よく見ていたのは黒鬼さんのゲーム実況チャネルです。これを見ていると結構上手になります。

奥深さを知ると、実践力を得たくなる

PUBGが奥深いのは、撃つ基礎スキルだけでは勝てないことで、撃つ前の動き方・隠れ方、どんな武器をどのように使うのかやチームメンバーと連携など総合スキルが必要なります。そのため、猛者はどのように動いているのかに関心がでてきます。そこでよく見ていたのは、ゲーム実況者(YouTuber)兼 eスポーツ事務所 株式会社RELATION X代表のまがれつさんのチャネル。

エンターテインメント要素を盛り込んだゲーム実況をしながら、チームメンバーと勝ち進んでいくのを見ると、すごく参考になりますし、自分もあんなふうに立ち回れるのではないかと憧れます。ちなみにまがれつさんのチャネルの登録者数は19.7万人で、2020年11月9日現在で106,745,494 回視聴されています。

人とのつながりが面白くなる

しかし、黒鬼さんやまがれつさんのYoutubeを見てもすぐにはうまくなるはずもなく、そのギャップで落ち込み、純粋に楽しむことができなくなってくる自分に気付きます。

そうした落ち込んだ状況で、たどり着いたのがゲーム配信のmildom(ミルダム)です。このサイトでは、様々なゲームの配信者たちが、自分のゲームをやっている様子をリアルタイムで配信してくれます。

リアルタイムなので、Youtubeのように編集されていないリアルな戦闘の様子が見れるので、勉強になることが結構あります。そして、自分と同じようにすぐに敵にやられることも多くて、共感する部分もあったりします。

PUBGはVC(ボイスチャット)機能があって、チームメンバーと話をしながら進めることができて、その様子も配信でわかります。また、Mildomの仕組みで閲覧者が配信者にコメントをすることができます。コメントをうけた配信者は、ゲームをしながらそのコメントに答えていきます。

私がよく見ているのが「ゆいママ」です。

ゲーム配信は多くの場合、数時間ぶっつづけでやりますので、ゲームの話ももちろんするのですが、今日のご飯の話や子どもの話など日常の話もはさんできます。こうした人間らしさに親近感がわきます。

ゆいママ以外の配信者もいろいろと見てみましたが、それぞれ特徴があって、本当の初心者の状態から上達する様をみんなでみていくパターンや、あまり戦わず雑談中心のパターンなどなど個性があります。

YouTubeと違い、ライブ配信がメインなので、自分がMildomにログインした時に誰かが配信していて、それを聞くというパターンになります。配信者はMildomの中の配信者ランキングがあるので、その上位を目指すために朝・昼・晩・深夜と頻度高く配信するので、だいたいどの時間でもお目当ての誰かの配信につながることができます。

オンラインでファンになる要素

人間味があって、いつでもライブでつながれることでついついMildomにログインしてしまうのですが、これに加えてファンになる大きなの要素が、「初心者歓迎」「参加型」「ヨコのつながり」の配信者の対応です。

初心者歓迎は、配信者のチャンネルにはいると、自分のIDがログインしたことが配信者と全員が見えるチャット欄に表示されます。そうなるとファンサービスに長けた配信者だと、「●●さん、いらっしゃい!久しぶりだね~」といった反応があります。会ったこともない人ではありますが、こうして自分を認識してもらえることは少しうれしい気持ちになります。そして、チャット欄にコメントした内容に答えてもらえると嬉しかったりします。

そして参加型。PUBGは任意にチーム(最大4人)を組むことができます。配信者がゲームをする際に、そのチームに参加するためのチーム番号をチャット欄に出すと、視聴者も配信者と同じチームでプレイすることができるのです。これまで視聴するだけ、コメントするだけの存在だった配信者とリアルに一緒にプレイできるのは結構うれしいです。そして、ファンサービスに長けた配信者のプレイは丁寧だったり、おもしろかったり飽きさせません。そうしてプレイした時間は、たとえ負けたとしても楽しいひと時になります。

参加型は配信者と視聴者のつながりですが、ヨコのつながりの場もつくることができます。PUBGにはルーム機能があって、参加者を絞ったクローズドなゲーム環境を用意することができます。それを活用し、リスナーだけ参加可能なゲーム実施ができるので、「金曜夜は全員集合!PUBGナイト!」みたいなことが開催できます。

まとめ

すっかりゲーム配信好きのコメントになってしまいましたが、オンラインでファンをつくるために必要なことは以下にまとめることができます。

<環境>
1.ライブでつながっている
2.人間らしいやりとりの中に参加できる
<伝える内容>
3.明確なノウハウ伝達ではなく、全てが包括された活動を見る中でなんとなく得るものがある
<関係性>
4.つながることだけでもよろこばれる
5.主催者と直接つながれる
6.参加者同士のヨコの関係性も持てる
7.楽しい一派に加わっている擬似友達感が味わえる

NPO業界でも、今、多くの活動がオンライン化しています。そうした環境下で受益者へのアウトリーチをどうしたらいいのかや、寄付者にどうやって団体のファンになってもらったらいいのか、に悩んでいるNPO運営者のヒントにこのnoteが少しでもなったらいいなと思います。

◆◆お知らせ◆◆

NPOで働く人に役立つ本を紹介するマガジンをやっています!関心のある方はフォローをお願いします

企業からNPOに転職したい人にオススメの求人と団体の魅力を解説したマガジンもやっています。こちらも是非!


記事を読んでくださいましてありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。おかげさまで毎回楽しく制作しております。皆さんからの応援があるとさらに励みになりますので、サポートお願いいたします!!