rakugaki_172「幻の紫陽花」
幻の紫陽花「七段花(シチダンカ)」をご存知でしょうか。
江戸時代後期に来日した医師・博物学者シーボルトが自著の中で紹介したものの、誰も実物を見たことがなく標本もなかったことから、長らく「幻の花」といわれてきた紫陽花があります。
その幻の紫陽花が偶然見つかったのは兵庫県神戸市の六甲山で、シーボルトの帰国から130年後の1959年でした。
その幻の紫陽花「七段花(シチダンカ)」は花弁状の萼(がく)からなる八重咲きな装飾花で、先が尖った萼片が何段も折り重なって星が輝いているように見