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条件付きの愛を求めない

人の悩みの多くは人間関係。

なぜ?

1人では生きていけないから。
かもしれない。

大昔は特にそうだった。
でも、現代では大人になると1人でも大丈夫。
生きていける。

では、なぜ人間関係で悩むのか?

それは1人になりたくないから。
誰かに自分の気持ちを分かって欲しいから。
誰かに慰めて欲しいから。
誰かに特別と思って欲しいから。

そんな想いを人は持っている。
そして。
悲しい哉そんな想いが人を狂わせる。

心が安定していると誰かに何かをして欲しいとは思わない。
欲しがる気持ちは湧いてこない。

心が安定していると穏やかだ。

人の気持ちが分かり相談に乗ってあげられる。
悲しんでいる人がいたら慰めてあげられる。
特別な誰かを大切にできる。

この心の穏やかさを手に入れること。
これが人生における通過点の一つだと思う。

心に隙間がある人は少なくない。
原因は幼少期の親との関係性であることが殆どだ。

「私は愛されなかった」

この想いを手放せずに大人になっている。

だから大人になっても愛されようとする。
愛に似た称賛。
愛に似た同情。
愛に似た好意。

褒められたいから自慢する。
同情されたいから悲劇を語る。
好かれたいから何かをあげる。

愛されようとして愛に似た何かを人から得る。
それは成功するかもしれない。
人から称賛や同情は得られるかもしれない。

ただ、愛されることは難しい。
愛されることに条件を付けている限りは。

称賛されることが愛されることと決めている限りは。
同情されることが愛されることと決めている限りは。
好意の表現を愛されることと決めている限りは。

もし称賛してくれなければ?
もし同情してくれなければ?
もし好意のシルシを受け取ることができなければ?

果たして愛されていないのだろうか?

同情を欲して、人を悪者にし、悲劇を語る。
その物語に共感してくれなかった。

あんなに褒めてくれていたのに!
あんなに同情してくれていたのに!
あんなに好意を持ってくれていたのに!

そんな想いに囚われてしまう。
愛されなくなったと思ってしまう。
裏切られたと感じてしまう。

人は自分の期待通りにしてくれる便利な存在ではない。
いつも褒めてくれるとは限らない。
間違ったことをしていると感じたら同情はしない。
死ぬまで好意を持ち続けてくれるとは限らない。

でも、愛される自信のない人は求めてしまう。
愛されることを求めてしまう。

それは無理ゲーだ。

愛されようとして起こした行動で得られることは愛のようなものだ。
愛されたいなら、ただ愛するしかないのだ。

褒められなくても、ただ愛して。
同情してくれなくても、ただ愛して。
好意のシルシを受け取れなくても、ただ愛する。

ただ人を愛する。

拒絶されること恐れていたら難しいかもしれない。
愛することと愛されることがセットなように。
愛することと愛されないこともセットだ。

親から愛されなかった過去の傷。
この傷が癒えていないと、愛されないことへの恐怖は消えない。
人を愛することへの恐怖は消えない。

だから、条件を付ける。
褒められるネタを与えて愛される。
悲劇の物語を語って愛される。
好意のシルシを与えて愛される。

人は愛される。
無条件で愛される。
誰かに愛されている。
既に愛されている。

少なくとも。
この世界に愛されている。

この世界に愛されているから存在できている。
なんて言われても心の傷は癒えないかもしれないけれど。

世界に愛されてると言われても。
好きな人に嫌われることがあるのが人生。

でも、人生のどこかで。
無条件で愛し、愛される出会いがあるのも人生。

そして、そんな出会いは一回切りじゃない。
でも、無数にあるわけではない。

人生は永遠のようで限りがある。

だから、限りある出会いが訪れた時のために。
愛される為の条件は捨てた方がいい。

愛してくれる人は現れる。
でも、称賛して、同情して、好意のシルシを見せてくれることはない。
都合良く振る舞ってくれることはない。

人は自分の思い通りにならない。
思い通りになるのは自分だけだ。

だから思い通りに人を愛せばいい。
家族を。
友達を。
恋人を。

でも誰1人として自分の思い通りにはならない。
近づけば近づくほど思い通りにならないと感じてしまう。
裏切られたと感じてしまうこともある。

それでも一緒にいたいと思う人が現れたら。
条件を捨てて、ただ愛したらいい。

愛されなくなる時が訪れるかもしれないけれど。
愛されることさえないかもしれないけれど。
条件を捨てて、ただ愛した経験は尊い。

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