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人生で大事なことは、すべて小さな畑が教えてくれた

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リモートワークの傍ら、自宅近くに小さな畑を借りて、無農薬・有機栽培の野菜づくりを始めた。その学びの記録です。
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#大根

野菜づくりのハイライトは、収穫して食べることではなかった

畑をはじめて4ヵ月と少しが経った。季節は、土も苗も干からびそうだった残暑から、天高い秋を過ぎ、霜が降りそうな冬へと移行した。 収穫まっさかりの頃の大根畑 いまは収穫のピークを過ぎて、すっかりペースダウンした野菜たちの成長を見守りながら、細々と手入れ程度の収穫をしている。つまり、はじめて「収穫期」を経たことになるのだけど、そこで気づいたのは、私にとって野菜作りのハイライトは、収穫して食べることではなかった、ということだった。 最初は、あえて考えないほどごく当たり前に、畑を

畑には「間引菜」という秘密の収穫物がある

都内の小さな畑で野菜はじめて、「収穫はまだまだ先だな」と思っていたら、そんなことはなかった。 種から育てる場合、1か所に4粒くらい撒いて、育つにしたがって徐々に間引き、最後は1粒分まで減らしていく。最初から1粒しか撒かないと、それが発芽しなかったり、ちゃんと育たないともうアウトなので、そのリスクを避けるための方法でもある。 大根ゾーン。まだ間引き中。 そして、この間引菜だけでも結構な量になる。全部間引いても消費しけれないので控えめに間引いていると(でも間引くタイミングが