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向いていないのはこの働き方なのか、この仕事なのか、人間関係なのか

5年目になった。

最近、仕事をしていてふと、
「向いてないなあ」と思うことが増えた。

でもそれが、何に向いてないのかがわからない。

長日勤や夜勤が向いていないとも思うし
そもそもシフト制の暮らしに向いてないんじゃないかとも思う。

リーダーをやるようになったから
そう思うことが増えたのかなとも思うし
チーム制が向いてないのかなとも思う。

人と働くこと自体が向いていないのかなと思うこともある。

でもなぜか、
看護師という仕事が向いていないと思うことはあまりない。

向いていないとは思わないけど
苦しいししんどいとは思う。

それって向いていないということなのか…?

でも、この苦しさとしんどさを
持ち合わせた看護師でありたいし
忘れてはいけないと思っている。

看護師をやっていて
楽しいなと思う瞬間はある。

一緒に働いている先輩や後輩に
大好きな人もいるし、いい人ばっかりだ。

それでもどこか、ずっと苦しさがある。
人の命という責任、
先生たちと患者さんとの間での葛藤やモヤモヤ、
人の死に慣れること。
「なりたくない自分」に進んでいる気がする。

もともと、どんな看護師になりたいかって
ずっと見つけられずにいて
それを見つけるために働こうって
思っていた時もあったけど
それすらも苦しいと思う時がある。
というか、そんなこと考えていられない。

看護師という職種はきっと好きなんだけど
今の仕事は好きではないし
じゃあ好きになれるところで働こうって
また1から違う環境で看護師をやろうと思えるほど、好きではないんだと思う。

どんな仕事でも一緒なのかもしれないけれど
周りの目を気にして
自分のやりたい看護なんてできないし
周りの目がなくても
それを貫ける自信も時間も余裕もない。

もっともっと経験を重ねて続けていけば
それができるのかもしれないけれど
上の人たちを見ていると、
経験を積んだ自分への期待よりも
ずっと続けて行くしんどさの方が勝ってしまう。

この4年間でも
本当に色々な人に出会った。
殴られたり痴漢まがいにあったりもした。
可愛い笑顔に癒されることも多かった。
若くして未来に絶望した方の涙も見た。
たくさんの方をお看取りした。

そして5年目の4月。
ついに転職活動を始める。
このnoteでも何度も辞める辞める詐欺をしてきた…でも次こそ。

残り1年弱。
自分にできることを考える。
どうせ辞めるんだからと思ったら
少しは自分を貫けるかもしれない。

こんなわたしを慕ってくれている後輩も
気づけばたくさんいる。

たった5年弱の経験でも
残せるものはあるくらい、
価値のある仕事を、
価値のある経験を、学びを、
してきたと思う。

嫌だなあと思うことばかりで
最近仕事に対して無気力だった。
下の子達への指導も避けてきた。

患者さんではなく、
自分が上の人や先生達に嫌われないことを1番に考えてやってきた。

残りの数ヶ月で、少しでも変われたら。

決意表明も兼ねて。



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