【ゲーム】1 Bit Survivor【Steam】
これ
1Bitと名のつく通りシンプルなビジュアルにデフォルメされたキャラ……かと思えば攻撃のときにはやたらリアルな腕が画面に突き出す突飛な演出。たったこれだけでシリアス味が増すのだから興味深い。
システム的にはターン制ローグライク。体力と銃(弾丸)の管理をしながら28日を生き残る。シンプル。定期的にスキルも手に入るが種類は限られており、特殊ビルドを目指す!みたいな遊びはできない。
プレイアブルキャラは3人。もっとも異なる点は銃の最適距離の違い。最適距離で射撃を当てれば最大ダメージで、遠近限らず離れるほど減衰していく。
例えば初期開放のサバイバーはハンドガンを用いるが、最適距離が前2マス目の3ダメージ。1マス目(敵が眼の前)あるいは3マス目で2ダメージに減衰する。
たった1ダメの違いだが、このゲームは体力3や4のゾンビが頻出するところがミソ。1撃で倒せないと1ターン余分に消費させられ、このゲームはターン制であるため余分な1ターンが致命傷を呼ぶシーンも起こりうる。
ゾンビに囲まれているならその1ターンで追い詰められるし、1マス先の敵を倒せなかったときは次ターンで攻撃されることが確定する。
このため最適距離を維持し、射線上の的だけでなく周囲にいる(いると思われる)ゾンビを意識しながら、限られた弾丸の銃を撃つか否かを勘案していく……この微細な駆け引きが面白い。
マップ自動生成により回復や弾丸の供給量も変わってくる。弾丸ばかり出てくるときは楽だが、回復ばかりのときは銃を我慢して被弾を前提とした行動をすることにもなる。
かといってリソース節約や最適距離を意識しすぎるのも危ない。終盤なんかはゾンビの物量すさまじく、ちまちました攻撃や牽制ばかりしていると気がつけば取り囲まれて四面楚歌ということもあった。
1プレイ30分前後、開放されるプレイアブルキャラも少ない。遊べて4、5日くらいといったところだけど、バランスも悪くないし暇つぶしにはちょうどよいと思う。
腕に感謝。
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