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SteamNEXTフェス2月覚え書き

※ほぼ自分用
※フェス開始前に配信開始していた体験版も含む

面白かったやつ

■Eden's Guardian■

Blasphemousの女版みたいな立ち位置。Blasphemousほど美麗ではないが、十分見応えあるドット絵だと思う。独自なアクションが多くさわり心地はおもしろい。

■Magical Delicacy■

スローライフな料理経営シミュだけど横スクなのがすこし変わっている。メトロイドヴァニア的な成長要素もあるらしい(戦いはなさそう)。とりあえず雰囲気はよい。

■The Girl Who Kicked a Rabbit■

オーソドックスなターン制RPG、と見せかけてシステム ルールがかなり独特。敵の落とすアイテムの使う順番 組み合わせを駆使して詰め将棋的にクリア条件を詰めていく。

それ以上に独特なのはゲーム全体を包む雰囲気。ファンシーと不気味の同居するビジュアルのなか、主人公の女の子は気の抜ける舌っ足らずな戦闘ボイスを繰り返す。

「イッケェ~!」「オモシロソウ!」「ヤッタネ!」聞いているうちに癖になる。

■Firefrost■★買いたい★

雪と雪の化け物を火炎放射で焼き尽くせ!!なローグライクパズルゲーム。動く リロード 撃つ、たった3つのシンプルなルールがこんなに楽しくなるとは。ルーグライクらしく簡素ながら強化要素もあり、それがまたワクワクさせる。

■共鸣 ReMix■

ヴァンサバ系リズムゲーム。とりあえずリズムに合わせてボタン押していればいいリズムゲームであること、ビジュアルがポップでかわいらしいことは、増えつつあるヴァンサバ系において強いアドンバンテージだ。

■水星汐■

デジタルボードゲーム。生成されるカードを組み合わせたりパーティを組んだりしてシナリオを進めていく。ライフシミュをカードで演出したゲーム……とでも言えばいいのだろうか。

浅学ながらこのジャンルを今まで知らなかった。同ジャンルにはStacklands・WitchHandなど既にいくつかあるようだ。

ぐっと抑えられた各種演出とチルなBGMによって作り出されるまったりした時間を、美しいイラストを眺めながら過ごしていく。ハマる人は止め時が分からなくなるタイプだと思う。

■The Amazing Crackpots Club!■

PONGでキャラ対戦!というまさしく発想の勝利なゲーム。最大2vs2。

弾を跳ね返し合うだけでしょ?と思わせて通常弾と溜めの使い分け ゲージ技 ダッシュ アイテム などのルールが組み合わさって駆け引きが生まれており、ポップな見た目の割に白熱する。

キャラデザはおもしろおかしくグラフィックも独特だ。体験版の時点でMLPのセレスティア様みたいな人がいてオイオイとなる。これならキャンペーンモードも十分楽しめる。

■Strike Zero■

全方位型STG。Jet Lancer中華版(SFで女の子)といった感じ。アドベンチャーパートでは人を操作できるなど独自要素もあり、他のSTGとの差別化を図っている。

■Frogun Encore■

64や初代PS時代を彷彿とさせる面クリア型プラットフォームアクション。ポリゴンにドット絵を貼り付けている作りが実に”あの頃”。いっぽうで音楽は、SFCやメガドラといった16bit時代みたいな雰囲気。この混ざり方もノスタルジックで良い味を出している。

■Luna Abyss■ ★買いたい★

弐瓶勉?的な世界観。巨大で不気味でごちゃついた謎めく建造物をさまよい歩くとにかく重苦しいFPS。どんよりした空気が好き人には大好物。

FPSなのだけどターゲッティング機能があって右クリック中はオートエイムする特殊な仕様。ニーアオートマタっぽいスロー弾幕が飛んでくるため、それを避けることに集中してほしいのかな。

■Dungeon Inn■ ★買いたい★

ファンタジーの宿屋経営シミュ。単に経営するだけではなく、仲の悪い2つのギルドが対面しないよう客を管理するところが味噌。なので、パズルゲームの側面もある。稼いで楽しい、頭をつかえばより楽しい。

ビジュアルも可愛らしくて良い。

■亜電■ ★買いたい★

むっちゃゆるふわベルトスクロールアクション。ビジュアルもテキストも含めて、このいかにもな国内インディー臭!!同人臭!!

一発芸な雰囲気だが侮るなかれ。ベルスクの要素を巧みに解体抽出、攻撃のターン制と軸ずらしに焦点を絞ったシステム ルールは、ベルスクの構造を知っている人ほど唸らせられる。

もしかしてベルスクってまだまだ進化できる?

BGMもキている。ドラムンベースを軸にしたEDM調ながら、ゲーソンらしい爽やか ポップが強くドラムンベース軸なのにふわふわしている不思議なバランス感覚。

褒めまくっているが、マジで良い。体験版をさわると印象が一撃で入れ替わったゲームだ。

■NeverGrave■

ビジュアルはHollow Knight システムは自動生成(Dead Cells) そしてかわいい女の子。雰囲気よくて2Dアクションとしての操作性もテキパキ心地よい。増え続けるメトロイドヴァニアにおいて、とりわけ操作性の良さは好印象だ。

■Felvidek■

ツクール製RPGでたまにあるビジュアルめちゃくちゃ頑張っているやつ。

なんと要所要所に3Dムービーを挟んでおり、キャラも3Dモデルを元にしたアニメーション、背景は古風な手書き調、といった具合に相当手が込んでいる。BGMもダウナーなロックでよい。騎士物語なのにロックとは……と思いつつこれがキワモノな雰囲気とよく合う。

Gingiva・Hylicsなどに代表されるようなヘンテコRPGを遊ぶ好事家ならば、きっとこのゲームにも目を奪われる。


惜しい手触りだったやつ

■Princess Pomu and the 5 Moons■

横スクアクション。SFファンタジーな世界観と独特のキャラデザが魅力的。ところがゲーム開始→本格的に遊びが始まるまでが冗長なせいで第一印象は悪かった。

それでも、光るところはきちんとあって見切りをつけるには惜しい。例えば、主人公の女の子が涙目になったり、吐いたり、わざわざそんなシーンを挟む作者のフェチズム……とか?

■Aeruta■

メトロイドヴァニア+パン屋経営シミュレーター。個々の要素だけ見ると魅力的なのだが……

体験版で最初から最後まで”稼ぎ”だけを繰り返したのは初めての体験だ。ゲームが悪いわけではないけれど、この体験版ではさすがに購買意欲が削がれるよ!

トレイラーを見る限り多彩なアクションやスキルツリーは確認できる。それをチラッとでも体験版で見せてほしかった。とりあえず製品版に期待したいところ。

■The witch and the bottle of concepts■

メトロイドヴァニア+ローグライクなのだが、その要素にのみ集中した簡素な作りをしている。とにかく攻略と強化をひたすら進めていく感じ。

そのゲーム性は、ビジュアルの簡素は、独特な懐かしさを醸し出す。例えば洞窟物語みたいな往年のPCゲームを思い出したり、例えばドラゴンバスターをローグライク化したらこうなるだろうなと思ったり、そういうゲームの原点 原液みたいな触感がある。

ちょっと大雑把で地味かなという感じで、文字通り惜しい手触りだ。


以上。

目についたものが多くて今回はまとめるのに時間がかかった。


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