【18作選出】SteamNEXTフェスで遊んだ体験版6月
※ほぼ自分用
RPG
◆Demonschool◆
ペルソナ1 2あたりの影響を受けているというタクティカルRPG。伝奇学園モノという設定や、スタイリッシュな雰囲気、画作りなどはたしかにリスペクトを感じさせる。しかし遊んでみれば別物であることも伝わる。
不思議なシステムだ。駒ゲーを基本として、APの限りキャラは何度も自由に動ける。これにより、味方同士の位置関係を調整して強力な連携を巻き起こすことができる。敵を挟み込んだりすると連携する様は、例えるなら戦略的なオセロといったところか。
◆Ghoul Smash◆
ヴァンサバ系かと思いきや別のジャンルだった。キャラを引っ張ってふっ飛ばして敵に激突させる。要はモンスト、ハクスラビリヤード。装備にスキルツリー育成、施設解放と、美味しい要素は一通り揃えている。
ドット絵の関係でどんよりしており、右にデカデカ表示されている女戦士(主人公)の立ち絵も華やかのようで、シュールでもある。
◆Spirits of The Silicium Forest◆
アステカ文明的世界観のローグライクRPG。これもシステムが独特で、3列の位置を基本として、そこを入れ替えることで回避や攻撃対象の選択を行う。
うちの環境だと妙に重たい。
◆リンカネーション・ジャーニー◆
昔懐かし8-bit調ドット絵で王道RPG……と思いきや戦闘は完全オートで進行する。戦いの鍵は5連撃のチェイン、それを制御し発動するためにはスキルや仲間の吟味をしていく。
やることは単純だがやりたいことは自由にできない。チェインしてもらうためのお膳立てがややこしく、完全オートなのに複雑だなという印象を受けた。たぶん慣れたら面白いのだろう。
ローグライク
◆ロスト・パス◆
ソリティア系ローグライク。トランプを重ね並べて上からめくっていくあの遊び。本体による攻撃に、パッシブでの補助、道具カードの利用と相乗効果とローグライクの基本は完備。
最初のプレイアブルキャラがケモノの女の子というあたり性癖を感じさせる。製品版でどんなキャラが解禁されるか楽しみ。
ところで英語表記と日本語表記でタイトルが異なっているのだが、どちらが正式タイトルなのだろうか。
◆StarVaders◆
地球を守れロボットで!デッキ構築タワーディフェンス。デッキに加えてマスや射程の概念があり、ターン制になったロックマンエグゼみたいだなと思った。
◆Dungeon Clawler◆
デッキ構築ローグライク。体験版そのものはずいぶん前から配信されていたがアップデートでプレイアブルキャラが増えた。
クレーンゲームを行い掴みとったアイテムがそのまま攻撃や防御になる。クレーンやアイテムは物理演算のため、思わぬ事故が起きるのが楽しいやら悔しいやら。アイテムを掴んだと思ったら挙動で吹っ飛んだり、クレーンが壁にぶつかったり。アイテムが入口に引っかかって落っこちないことも。
体験版を遊んでいると単調だなと感じてしまうのだが、理由は恐らく「効果音がない」からだと思われる。
◆サイコロ勇者と魔王の城◆
ダイスそのもので戦闘していくダイスオンリーなローグライク。ダイスを引いて出目(数)を合わせることで敵を攻撃したりスキルを発動する。
例えば出目[・](ダイスの1)を要求する敵がいたら、こちらの出目[・]を合わせることで倒す。また出目ではなく数字[8]が要求された場合は出目を重ねて8以上の値で倒す。これらのようなルールで進行していく。
◆RP7◆
キャラが自動で歩く。キャラの歩くマスはスロットのようになっており敵やアイテムが抽選される、マスを叩いて都合のよいマスを抽選していくことで進行と育成をうながす。粘土というかクラフト素材みたいなビジュアルでかわいらしい。
うちの環境だと妙に重たかったのであまり遊べず。
◆NO-SKIN◆ 買いたい
NEXTフェスの始まる前から体験版が配信されていたがついでに紹介しておく。
淡白なドット絵とグラフィックでガッチガチのホラーを展開する。小粒なインディーホラゲーによく見られるノリ、ありがちなアートスタイルではあるが、アングラでいけないものに触れている感はやはりこのスタイルならでは。
それでローグライクをするから上手い組み合わせだ。同類だと恐怖の世界が挙げられるが、あれよりはシンプルに収まっていてさくっと遊べる。
ファーストパーソン
◆Anger Foot◆
ノリノリのサウンドに身を任せて扉をぶち蹴り、敵をぶち蹴り、ときには撃ち抜き、蹴って蹴って蹴りまくるオールドスクールFPS。蹴りと銃で敵をブチころがしまくるのが爽快な一方、難易度は高めな感触で、油断しているとあっという間にころがし返される。
◆Elation For The Wonder Box 6000◆
なんだこれ……?
紹介文やPVでは概要が掴めなかったので体験版を遊んでみたが余計に分からなくなった。たぶん戦闘のないストーリー主体のゲームだとは思うけれど。
低解像度のテクスチャ ポリゴン、クレイアニメーションと思しき薄気味悪いキャラクターたち、全体的に落ち込んだトーンと奇怪なBGM、奇ゲーの類だ。サントラほしいかも。
アドベンチャー・オープンワールド系
◆Caravan SandWitch◆ 買いたい
愛車のバンを乗り回し、改造し、行方不明になった妹を探し出すアドベンチャー。とにかく雰囲気がおしゃれでポップで隙がない。トーンシェーダーの質は高いし、キャラデザもバンド・デシネ的な軽妙さにあふれる。実際、開発はフランスのチームだそうで。
世界観は終末後の衰退した世界らしいが、その雰囲気はしっかり表現されている。欧州の田舎らしいのびのびとした風景の中に、明らかに発達した機械の群れが溶け込み、いやすでに自然に消化されつつある景色。夏の空気。画面から風すら吹いてきそうな瑞々しさと物寂しさ。
ヨコハマ買い出し紀行あたりをゲーム化したらこんな感じになるのかもしれない。
雰囲気ゲー・テキストノベル系
◆SAEKO: Giantess Dating Sim◆
小人になった主人公が女性に飼われるという話。被害者?となった小人は他にも複数おり、それぞれのステータス管理をしていくことになる。「ステ管理をなぜする必要があるのか?」は体験版を遊ぶと分かる。
いわゆる露悪系のテキストノベルではあるが、独自のシチュエーションがやはり際立つ。主人公の生き死にが目前の女性により文字通り手の上で転がされる構図は、他のゲームにはない嫌な緊張感で圧倒してくる。
◆Tom the postgirl◆ 買いたい
他人の家を覗き見して、他人の家に送られた小包を手渡したり勝手に開封したり、そんな不気味な行為を繰り返す女の子トムが主人公のポイント&クリック。落書き風あるいはカリガリ博士的な歪んだ風景画が、独特のチャーミーさと気味悪さを醸し出す。
期待していなかったのだが体験版で手のひらを返す。覗き見による小ネタの数々はもちろん、小包の扱いで変わる各エピソードはいずれも不条理で異様だ。クスっとくるものもあれば反応に困るものも。なにより体験版の引きの良さが秀逸で、一気に製品版への興味が湧いてくる。
惜しかったゲーム
◆Slug Gear◆
メトロイドヴァニア。雰囲気がずいぶん緩い。カービィ?きらら系みたいな?体験版では最後にトレーニングルームが解禁されて技をいくつか試すことができる。が、各アクションの連携 応用は技が豊富な割には効きづらい。アクション面が仕上がってくれたらゆるふわ系メトロイドヴァニアとして遊べそうなのだけれど。
◆R.E.K.A.◆
動く家をクラフトしたり模様替えしたりの魔女ライフ。スローライフ系。女性固定だがキャラメイクあり。PVやスクショでは雰囲気がよくて期待していたのだが、いざ体験版を触ってみるとチープだったのでショックを受ける。体験版のクオリティそのままなようでは購入をためらう。
◆ミキとネコの島 -Neko Odyssey-◆
紹介によるとネコをたくさん撮影してSNSに投稿して交流をしていくゲームだとか、舞台となる町に隠された謎があるかもだとか。とはいうけれど、体験版だとネコの写真撮影しかやることがない。
PVを見る限り様々なミニゲーム イベントがあるようなので、体験版はあくまで雰囲気だけ掴んでほしいという感じだろうか。
締め
とりあえず Tom the postgirl は間違いなく買うと思う。
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