取材メモ:こっちに来てよ

取材対象者:
Tさん、20代女性、宮城県出身

・被災した年のこと
・家が流され仮設住宅に移住
・廃校となった中学校の校庭に設置された仮設住宅
・諸事情あり、家族とは離れて1人で住んだ(家族はあとで合流)
・広い部屋、同じ間取りの部屋が2つある構造
・友人を呼んだりもした
・ある日、友人のMちゃんが遊びにきた
・夕方、Mちゃんがお風呂に入りたいと言うので貸した
・お風呂には一度外に出てから入る仕組み
・いつまで経ってもMちゃんが戻らない
・しばらくしていきなりMちゃんがバスタオルだけ巻いて戻ってきた
・「何なの?何かあった?」とMちゃんがきいてくる
・Mちゃんがお風呂に入っている時に、窓が叩かれ「早く!早く出てきてよMちゃん!」「早く早く!こっちに来てよ。なんで来てくれないの」とTさんが叫んだのだと言う
・Tさんは身に覚えがない
・それで「きっと何かが起きたのだ」とびっくりして服も着ずにお風呂を飛び出してきたのだと言う
・確実にTさんの声だったと言う(Tさんの声真似をしていたのか)
・他にも夜中に寝ていると校庭を子供が走り回る音が聞こえたり、奇妙なことが続いたと言う

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